様々に働く社会人メンバーが、週末などに噺家(はなしか)として活動するグループ「社会人落語やかん寄席」。代表を、保坂千秋¬=風林亭 飴治郎さんが務めています。メンバーが落語を披露する舞台のひとつが「ぷらり寄席」です。2018年11月の第1回開催から、「社会人落語やかん寄席」が主催し、川崎市民プラザが共催するという形で実施されてきました。

 気持ちよい秋の週末となった10月22日、川崎市民プラザふるさと劇場で「第5回 ぷらり寄席」が開催されました。すでに地域の人々は馴染みとなっているようで、開場前には30人以上が待ちかねた様子で並んでいました。


当日の演目・出演者

一、 金明竹(きんめいちく) 木家 木凛(きや きりん)
   古典落語 早口言葉のような演目。歯切れの良い語り口がお見事。

一、湯屋番(ゆやばん) 鹿鳴家 河童(かなりや かっぱ)
   古典落語 上方・江戸双方のエッセンスを併せ持ち、安定の実力。

一、岸流島(がんりゅうじま) かたばみ亭 安芸(かたばみてい あき)
   古典落語 粋な江戸弁で昔ながらの芸をそのままに語る。

◆仲入り◆

一、シンボルマーク卒乳(しんぼるまーくそつにゅう)千壱夜 舞歌(せんいちや まいか)
   新作落語 関西弁で語るチャーミングな上方落語。
   第14回ちりとてちん杯全国女性落語大会で審査員特別賞受賞作品。

一、アコーディオン漫談 フランシーヌ小田(ふらんしーぬ おだ)
   パリの街角を思わせる軽快なメロディに乗せて愉快に世相を斬る!

一、厩火事(うまやかじ) 風林亭 飴治郎(ふうりんてい あめじろう)
   古典落語 定番の髪結いの亭主噺。さすがの実力で楽しませてくれます。

観客の方々に、観覧後の感想を伺いました

 「皆さんお上手で、テレビで演じている人と変わりませんよね。こうして楽しませてもらえてありがたいことです。気に入りの方もいるので、できるだけ毎回来るようにしています」
 「大学の落語研究会に所属しているのですが、卒業後、社会人になってもこのようにして続けたいと思っています。励みにもなるし、勉強にもなるので、できるだけ参加したいです」

 リピーターの方が多く、「○○さんのファンなんです」という方も多数来場していました。

代表の保坂千秋さん(風林亭 飴治郎さん)にお話しを伺いました

保坂さんが主催している「やかん寄席」とは?

 2016年、「社会人落語やかん寄席」を発足し、気楽で親しみやすい雰囲気の落語会を楽しんでいただいております。
 皆さんの暮らしの中に「笑いを沸騰させたい」という思いから「やかん寄席」と名付けました。
おかげで大変好評をいただき、現在、年に3回の「やかん寄席」(てくのかわさき・高津区)、年に3回の「おてら寄席」(大蓮寺・高津区)として高座を定期開催する他、東京や横浜、近県でも公演しております。また、不定期でオンライン配信もしています。
 職業を持ちながらの活動ですので、時間のやりくりに苦労することもありますが、無理のない範囲でがんばっています。

「ぷらり寄席」の手ごたえはいかがですか?

 ふるさと劇場という大きな舞台ですと、大変多くの方に楽しんでいただけます。
 普段の高座には、元々落語のファンだという方が多く来られますが、「ぷらり寄席」には近隣の方が来られ、「初めて落語を生で見た」「久しぶりに声を出して笑った」といった声を聞いて、とても嬉しかったです。
 普段の少人数の舞台と異なり、ふるさと劇場は設備等も行き届いており、社会人落語としては、とても贅沢で貴重な機会となっています。
 川崎市民プラザのご協力には深く感謝しております。

(取材日:2022年10月22日)




「ぷらり寄席」のほか、「社会人落語やかん寄席」の舞台は、12月26日(月)に年の瀬にぴったりな江戸古典落語が楽しめる「第1回やかん寄席 特別編」(てくのかわさき てくのホール)を予定しています。予約不要、無料。

公演情報はホームページに随時公開されています。
「社会人落語やかん寄席」
ホームページ:https://yakanyose.localinfo.jp/
やかん寄席チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCPBHzU0LFl8WlUL1Iu4O45A/featured
問い合わせ:yakanyose@gmail.com (やかん寄席主催 保坂千秋)
  • 風林亭飴治郎こと保坂千秋さん

  • 「第5回ぷらり寄席」チラシ

  • 開演を待つ人々

  • 鹿鳴家 河童さん

  • フランシーヌ小田さん

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