• こじんまりとお洒落な外観

    こじんまりとお洒落な外観

  • 川崎産野菜たっぷりのランチ会

    川崎産野菜たっぷりのランチ会

  • ランチ会デザートのフルーツポンチ

    ランチ会デザートのフルーツポンチ

  • 夏の夜は花火大会もできます

    夏の夜は花火大会もできます

  • 「みどりなくらし」のお二人

    「みどりなくらし」のお二人

 地域に貢献するような事業を行いたいけれど、ちょうどよい場所がないと思っている方は多いと思います。逆に、地域で空き家が増えてきている、という課題もあります。今回は、そんな課題を解決する取り組みのご紹介です。
 
 武蔵新城駅から徒歩5分、はってん会商店街の奥の方に、「NAYA enjoy space」(以下「NAYA」)があります。主にレンタルスペースとして活用されている場所で、2017年3月にスタートしました。
 オーナーの石井祐次郎さんは、築百年の納屋を最初は取り壊して、コンテナのレンタルスペースにしようと考えていたのですが、思ったより費用が高いことを知り、出来るだけお金をかけずにリノベーションして自分たちで楽しむ場所にしよう、と考えていたそうです。

 「NAYA」は、1階と2階があり、1階にはキッチンがあり、調理ができるようになっています。2階は、リラクゼーションの講座などが開催できる場所になっています。上下合わせて、1時間1500円でレンタルできるようになっています。
 「NAYA」の運営は地域の英語教室やお菓子作りの教室の3団体で行われています。事務局を担っているのが、「みどりなくらし」です。「NAYA」の事務局としては、会場予約の受付や利用時の鍵の開け閉めや利用料の徴収などの事務的な手続きを担っています。地域の方たちがここで講座を行ったり、イベントができる場となっています。
 
 事務局を担っている「みどりなくらし」の活動はというと、次世代を担う子どもたちにみどりあふれる地球を残すため、今のくらしから身の丈に合わせ、半歩だけでも踏み出す、そのようなくらしを提案しています。2015年の7月活動をスタートした任意団体で、活動開始から2年が過ぎました。元々、パルシステム神奈川ゆめコープの役員をしていた堀由夏さんと本江弘子さんのお二人でスタートしたそうです。現在は、活動会員が4名、賛助会員が7名の11名の活動メンバーのほか、会員外にもたくさんの協力者と一緒に活動を行っています。
 具体的な活動としては、子育て中の母親の孤立、地域のつながりの希薄化や生産と消費の乖離の解消、日本の文化をつないでいく事、介護や医療などを主なテーマに活動をしています。毎週水曜日に、NAYAで親子が気軽に来られる「みどりなひろば」を運営しています。この他に、上記のテーマでの学習会やイベントなどを開催しています。基本的には、ひろばの中で利用者さんのこんなのやりたい、というニーズから企画をする、という形で行っているそうです。
 利用者の中から、講師になってくれるような方が出てきたり、地域の他の団体と連携したりと、活動の幅が広がってきています。
 
 取材に伺った日は月1回のランチの日で、川崎の農家さんが作ったお野菜をたっぷり使ったラザニアとサラダ、スイカのフルーツポンチというメニューで、参加者は1才~3才の小さいお子さんを連れたお母さんたち。夏休みに入り、少し参加者は少ないそうですが、とっても賑やかで、お子さん同士も遊びが生まれてお母さんたちのリラックスした様子でした。この他にも、栄養士さんがすべて企画するランチ会もあるそうです。

 「みどりなくらし」のお二人は、NAYAに出会う前は、市民館など、貸会場で活動を行っているので、なかなか地域に根付いた活動が出来ず、ニーズに沿った活動ができない。また、内容としては非常に良い講座をやっていても広報がうまくできず、参加者が少ない、という課題がありました。活動する場を求めて、地域でのつながりを作りながら、ある人に拠点を探している、というお話をしたら、オーナーの石井さんを紹介してもらう事が出来たそうです。NAYAで活動を行うようになり、自然と地域の方たちが集う場となり、その利用者の方のニーズに沿った形で活動が出来ているという事です。

 収支の方はというと、「NAYA」のオーナーさんとしては、当初これくらいと考えていた収入には達しているそうです。「みどりなくらし」としては、人件費までは出ないけれど、活動開始の時には持ち出しも多かったそうですが、現在は黒字で、今後は法人化を検討されているそうです。
 地域の「何かやりたい!」がこのような形で、実際の形になっていく、そんな取り組みになっています。

NAYA
https://ja-jp.facebook.com/NAYAenjoyspace/
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