K-NIC Social Business School
地域や社会の課題に対して、自ら培ってきた知識、経験、ネットワーク等を活かし、ビジネスの手法を用い収益もあげながら解決を目指す、ソーシャルビジネスによる起業に関心がある方が近年増えています。そうした方を対象とした、川崎市ソーシャルビジネス連続講座「『K-NIC Social Business School(全6回)」を2021年11月から12月にかけて、Kawasaki-NEDO Innovation Centerにおいてオンライン開催しています。
このセミナーは、起業時にメリットが受けられる「特定創業支援」の認定を受けており、所定の要件を満たした方は法律に基づく支援を受けることができます。今回の受講生には、会社員をしながらも社会的な事業に関わるきっかけを模索されている方、個人事業主としてお仕事されている傍ら新規事業を立ち上げたいと検討されている方、持続可能な事業展開と組織運営の課題を抱えるNPOの方など、個性的で幅広い背景や思いをお持ちの方にお集まり頂いております。
このセミナーは、起業時にメリットが受けられる「特定創業支援」の認定を受けており、所定の要件を満たした方は法律に基づく支援を受けることができます。今回の受講生には、会社員をしながらも社会的な事業に関わるきっかけを模索されている方、個人事業主としてお仕事されている傍ら新規事業を立ち上げたいと検討されている方、持続可能な事業展開と組織運営の課題を抱えるNPOの方など、個性的で幅広い背景や思いをお持ちの方にお集まり頂いております。
第3回 11月30日 見えないホームレスを救う、いえとしごとが取り組む支援の形
本イベントではソーシャルビジネスを如何にビジネスとして成立させ、成長させていくか。事例を用いながらお伝えしていきます。
第3回目の今回は、Relight株式会社 代表取締役代表 市川加奈 氏 に語って頂きました。
簡単に概要を纏めましたので、気軽にご一読いただければ幸いです。
第3回目の今回は、Relight株式会社 代表取締役代表 市川加奈 氏 に語って頂きました。
簡単に概要を纏めましたので、気軽にご一読いただければ幸いです。
起業家プロフィール
市川加奈 氏/株式会社ボーダレス・ジャパン所属/ Relight株式会社 代表取締役代表
株式会社ボーダレス・ジャパン
https://www.borderless-japan.com/
市川加奈 氏メンバーページ
https://www.borderless-japan.com/member/kana-ichikawa/
Relight株式会社
https://ie-shigoto.jp/
株式会社ボーダレス・ジャパン
https://www.borderless-japan.com/
市川加奈 氏メンバーページ
https://www.borderless-japan.com/member/kana-ichikawa/
Relight株式会社
https://ie-shigoto.jp/
経歴
介護福祉士を目指していた高校生の時に、今まで無縁であった路上生活の方と初めて出会う。その際「外で寝ている人がいるのに、自分も含めて、なぜその人に対して何も行動しないのだろうだろう?」と思い、特に日本の貧困問題に関心を示すようになった。
その後ボーダレス・ジャパンに入社し、自らの方向性を模索。2019年に住まいと仕事が不安定な方向けの就職支援事業Relight株式会社を立ち上げ、現在まで代表取締役代表に就任している。
その後ボーダレス・ジャパンに入社し、自らの方向性を模索。2019年に住まいと仕事が不安定な方向けの就職支援事業Relight株式会社を立ち上げ、現在まで代表取締役代表に就任している。
目次
・「見えない」ホームレス問題
・なぜホームレスに陥ってしまうのか
・いえとしごと
・その他事業紹介
・質疑応答
・なぜホームレスに陥ってしまうのか
・いえとしごと
・その他事業紹介
・質疑応答
「見えない」ホームレス問題
ホームレス問題と一言で言っても、様々な問題があります。今回はその問題の中の1つである「見えない」ホームレス問題をテーマにお話したいと思っています。
近年、ホームレス問題は多様化しており、様々な理由で家を失った方がいらっしゃいます。その中の1つに「ネットカフェ難民」というものがあります。ネットカフェ難民というものは、家がなく生活の拠点をネットカフェにしている方々を指します。“いえとしごと”に相談に来られる方の中でも10年間もの間ネットカフェ暮らしをしている方もいらっしゃいました。ネットカフェ難民の他にも、昼はお仕事をして夜は24時間営業のお店で生活をしているという方や道の駅で車中泊をして生活している方、若い方だと友達の家で生活をしている方もいます。
路上には出ていないけれど、自分の家は持っていないという方が東京だけでも4000人以上いるというデータがあります。しかし、ホームレスの方は生活の拠点が流動的な方が多くいらっしゃるため、実際はもっと多いといわれています。路上には出ていないけれど、自分の家は持っていない…そういった方々を「見えない」ホームレス状態の人という定義をし、事業の対象者として事業を行っています。
近年、ホームレス問題は多様化しており、様々な理由で家を失った方がいらっしゃいます。その中の1つに「ネットカフェ難民」というものがあります。ネットカフェ難民というものは、家がなく生活の拠点をネットカフェにしている方々を指します。“いえとしごと”に相談に来られる方の中でも10年間もの間ネットカフェ暮らしをしている方もいらっしゃいました。ネットカフェ難民の他にも、昼はお仕事をして夜は24時間営業のお店で生活をしているという方や道の駅で車中泊をして生活している方、若い方だと友達の家で生活をしている方もいます。
路上には出ていないけれど、自分の家は持っていないという方が東京だけでも4000人以上いるというデータがあります。しかし、ホームレスの方は生活の拠点が流動的な方が多くいらっしゃるため、実際はもっと多いといわれています。路上には出ていないけれど、自分の家は持っていない…そういった方々を「見えない」ホームレス状態の人という定義をし、事業の対象者として事業を行っています。
なぜホームレスに陥ってしまうのか
なぜこのような状況に陥ってしまうのか――。これには様々な理由があるので、一概には言えないのですが、元々働いていた会社が倒産してアルバイトに就いたけれど、なかなか定着しなかったため、日雇いのアルバイトをして、仕事がなくなって…。という方も結構いたりします。新型感染症の流行などで雇用がストップしてしまうと、仕事にありつけず困ってしまう方は結構あふれてくると考えられます。3か月家賃を滞納してしまうと、家を出ていかなければならなくなってしまい、ネットカフェや安いホテルなどで生活していくこととなります。それからもっと安いところ、例えばファストフード店や友達の家を頼ったりするけれどそのお金も尽きて、最後に行きつくところが路上になります。
そうなる手前で相談をしよう、市役所にも行こうと思っている若い方は結構いるのですが、携帯が無くて連絡が取れずに路上でじっとしている方や、駅のwifiを拾って連絡していますという方もいたりするので、そういった不安定な状況から抜け出せない状態となっています。
ホームレス支援の人が良く使う図で(図1)のようなものがあります。
仕事と家族と家とお金。人によって順番は異なりますが、一つずつ階段を踏み外して落ちていくようなかたちとなります。現在の日本で、元々仕事もして家もあるという状態に戻るためには、一つ一つの階段を上るのではなくて、一気に全部上らないと厳しいです。
例えば、就職するにも住民票が無かった場合、入社書類が出せずに入社ができなかったケースや家を探そうとしても収入の証明がないと家を借りられないケースがあります。さらに携帯を借りるにも顔写真付きの身分証明書が無いと契約ができずに借りることができない等、身分証の無い人は自分で何もできなくなってしまうという状況に陥っています。
私達“いえとしごと”は上記(図1)のピンクゾーンがターゲットとなっているのですが、新型感染症の流行で、家はあるけれど携帯だけが止まっているという状態の方も、結構相談に来られていて、そういう方々を対象としています。
その方々の心境としては、仕事をしていないために家が借りられない。そのことについて誰にも頼れず、毎日稼いだお金でやりくりしているために、体調を崩すことへの恐怖を抱えながら生活していたり、この状況自体が恥ずかしい・後ろめたいと思っている方が多くいらっしゃいます。そうなってしまうと、安心できる方に相談というよりは、目先のお金のことしか考えられない“貧すれば鈍する”という状態になってしまいます。今日を生きるために「何かしなくては」と思い、窃盗や犯罪に走ってしまう。そういった方もいらっしゃいます。
そうなる手前で相談をしよう、市役所にも行こうと思っている若い方は結構いるのですが、携帯が無くて連絡が取れずに路上でじっとしている方や、駅のwifiを拾って連絡していますという方もいたりするので、そういった不安定な状況から抜け出せない状態となっています。
ホームレス支援の人が良く使う図で(図1)のようなものがあります。
仕事と家族と家とお金。人によって順番は異なりますが、一つずつ階段を踏み外して落ちていくようなかたちとなります。現在の日本で、元々仕事もして家もあるという状態に戻るためには、一つ一つの階段を上るのではなくて、一気に全部上らないと厳しいです。
例えば、就職するにも住民票が無かった場合、入社書類が出せずに入社ができなかったケースや家を探そうとしても収入の証明がないと家を借りられないケースがあります。さらに携帯を借りるにも顔写真付きの身分証明書が無いと契約ができずに借りることができない等、身分証の無い人は自分で何もできなくなってしまうという状況に陥っています。
私達“いえとしごと”は上記(図1)のピンクゾーンがターゲットとなっているのですが、新型感染症の流行で、家はあるけれど携帯だけが止まっているという状態の方も、結構相談に来られていて、そういう方々を対象としています。
その方々の心境としては、仕事をしていないために家が借りられない。そのことについて誰にも頼れず、毎日稼いだお金でやりくりしているために、体調を崩すことへの恐怖を抱えながら生活していたり、この状況自体が恥ずかしい・後ろめたいと思っている方が多くいらっしゃいます。そうなってしまうと、安心できる方に相談というよりは、目先のお金のことしか考えられない“貧すれば鈍する”という状態になってしまいます。今日を生きるために「何かしなくては」と思い、窃盗や犯罪に走ってしまう。そういった方もいらっしゃいます。
いえとしごと
当事者の方に「何があったら今の状況を抜け出せるのか」とか「何が欲しいですか」という話をしたところ、「働いて生活を立て直したい」という方がとても多くいるのですよね。日本は働かなくても結構生きていけるのにあえて働きたいというのはすごいことだと思っていて、仕事が余っているところと当事者を何とかつなげることができないかなと考えた結果、“いえとしごと”という事業を立ち上げました。コンセプトは”家が無くても応募ができる寮付きの仕事紹介“というかたちで、ホームレス問題を職業紹介で解決することを行っています。事業を立ち上げる際に、ホームレスの方と企業側。両方に直接お話をさせていただいて、何とかその方々が望むものをとヒアリングを一番大切にしました。
その結果を基に事業を立ち上げたのですが、ビジネスモデル(図2)としては相談者が連絡し、相談者に合いそうな会社に“いえとしごと”がお繋ぎして、無事に就職をしたら会社から紹介料をいただくという人材紹介というかたちで行っています。
相談者のメリットとしては、web上なので相談がしやすいというところです。携帯が止まっても、wifiさえあればLINEは使えるので「まずオンラインでお話しませんか?」とお声がけして、相談してもらいます。ホームレスの方は緊急連絡先が無かったり、保証人とかを親に頼れないという方も結構いるのですけど、そういう方々は入社が決まっても緊急連絡先等の入社の書類が提出できずに落とされてしまうという事があります。彼らのニーズとしては、自分のこの状況でも受かるというところを紹介してくれというのがありますので、そういった会社を厳選していたり会社と打ち合わせすることによって、繋げることができています。
会社側のメリットとしては、自社ではリーチできない層の誘致や身分証が無い人に対して“いえとしごと”というワンクッションをおいて見ることができるという安心感の元使っていただいております。
“いえとしごと”は社会的な意義としてホームレス問題を解決したいという事で事業を立ち上げているので、その方々がしっかり就職できたかどうかというところでソーシャルインパクト(図3)を設定しております。
実績として、2年間活動してお問い合わせは5,000名ほどいらっしゃいました。そこから面談をし、工数をあえておいているので全員が全員就職には至っていないのですが、実際私達とお話したのが1,200名ほどで就職に至ったのが330名ほどとなります。そこから3割ぐらいが2か月以内の早期離職をしてしまうのですけれども、これは家が無いからというよりは家があってもやめてしまうという感じで見ています。ただ、早期退職3割を2割1割…と減らせるように会社と話し合いながらやっているというかたちになります。
“いえとしごと”にお問い合わせいただくのが20~30代が6割、40代も2.5割と比較的働き盛りの人達で構成されており、働きたいという意思を持った方が多いです。現在、実際に提携している会社は50社ほどあります。1人紹介して終わりというよりは、毎月紹介させていただいて一期一会というよりは長くお付き合いができる会社様を厳選してやらせていただいているというかたちになります。
面談の様子として実際に対面で来られる方に関しては、お話をして履歴書を一緒に書いたりして仕事の紹介を行ったりしています。オンラインの場合ですと、オンライン面談をし、チャットで仕事や求人情報を紹介しています。早い人だと即日で仕事に就き入寮できます。期間を待つことができる人でも1~2週間ほどであるので、早く選考が進むように手配して行っています。もし就職がうまくいかなかった場合には、今後についてお話をすることで当事者のフォローをしています。
ただ、事業だけではホームレス問題全体の解決はできないと考えており、課外活動として月に一度炊き出しを行っています。その活動を通じながら、当事者と話し合うことにより困っていることなどのリサーチをすることで、次の活動に繋げています。
その結果を基に事業を立ち上げたのですが、ビジネスモデル(図2)としては相談者が連絡し、相談者に合いそうな会社に“いえとしごと”がお繋ぎして、無事に就職をしたら会社から紹介料をいただくという人材紹介というかたちで行っています。
相談者のメリットとしては、web上なので相談がしやすいというところです。携帯が止まっても、wifiさえあればLINEは使えるので「まずオンラインでお話しませんか?」とお声がけして、相談してもらいます。ホームレスの方は緊急連絡先が無かったり、保証人とかを親に頼れないという方も結構いるのですけど、そういう方々は入社が決まっても緊急連絡先等の入社の書類が提出できずに落とされてしまうという事があります。彼らのニーズとしては、自分のこの状況でも受かるというところを紹介してくれというのがありますので、そういった会社を厳選していたり会社と打ち合わせすることによって、繋げることができています。
会社側のメリットとしては、自社ではリーチできない層の誘致や身分証が無い人に対して“いえとしごと”というワンクッションをおいて見ることができるという安心感の元使っていただいております。
“いえとしごと”は社会的な意義としてホームレス問題を解決したいという事で事業を立ち上げているので、その方々がしっかり就職できたかどうかというところでソーシャルインパクト(図3)を設定しております。
実績として、2年間活動してお問い合わせは5,000名ほどいらっしゃいました。そこから面談をし、工数をあえておいているので全員が全員就職には至っていないのですが、実際私達とお話したのが1,200名ほどで就職に至ったのが330名ほどとなります。そこから3割ぐらいが2か月以内の早期離職をしてしまうのですけれども、これは家が無いからというよりは家があってもやめてしまうという感じで見ています。ただ、早期退職3割を2割1割…と減らせるように会社と話し合いながらやっているというかたちになります。
“いえとしごと”にお問い合わせいただくのが20~30代が6割、40代も2.5割と比較的働き盛りの人達で構成されており、働きたいという意思を持った方が多いです。現在、実際に提携している会社は50社ほどあります。1人紹介して終わりというよりは、毎月紹介させていただいて一期一会というよりは長くお付き合いができる会社様を厳選してやらせていただいているというかたちになります。
面談の様子として実際に対面で来られる方に関しては、お話をして履歴書を一緒に書いたりして仕事の紹介を行ったりしています。オンラインの場合ですと、オンライン面談をし、チャットで仕事や求人情報を紹介しています。早い人だと即日で仕事に就き入寮できます。期間を待つことができる人でも1~2週間ほどであるので、早く選考が進むように手配して行っています。もし就職がうまくいかなかった場合には、今後についてお話をすることで当事者のフォローをしています。
ただ、事業だけではホームレス問題全体の解決はできないと考えており、課外活動として月に一度炊き出しを行っています。その活動を通じながら、当事者と話し合うことにより困っていることなどのリサーチをすることで、次の活動に繋げています。
その他事業紹介
ビジネスだけでは難しいというところが福祉領域は結構あったりするので、NPOさんと連係したりとかして事業を行っています。
実際にNPOの方で支援につながるための数日のお金が無い方向けに、寄付金をパックの様なものにして様々な場所に設置し、市役所に行く前の日に取りに来てもらい、次の日に支援者と共に市役所に行くという仕組みの寄付金の受取先として“いえとしごと”を提供しております。
後は“いえとしごと”としては家を失う前に何とか繋がりたいというところがあります。家賃を滞納する前に連絡をもらえると選択肢の幅が増えるのになぁと思っていて、そういう時にどういった所と提携したら良いのだろうと考えた時に、家賃保証会社はそういった方々と連絡が取れていたりするので、業務提携したら良いのではないか?というところで、現在は数件だけですけど対応させていただいております。(図4)
実際は滞納して強制退去が決まっている方を寮付きのお仕事に紹介して、路上に出ることが無いように次に繋げるということも行っており、もう一つはそこに住み続けることができるように、通勤のお仕事を紹介しております。そのことによって、“いえとしごと”は就職先会社から紹介料をいただき、就職先会社は人材不足の解消ができる。入居者は働くことにより給料を得、家賃保証会社は家賃の滞納がそもそも無くなるという“四方良し”ではないかというところで試行錯誤をしながら事業を行っています。その他にも新規サービスの開発を行っています。
ホームレス問題をテーマに事業をしているのですが、ホームレス問題というのは単に家を持ったから解決するのかといわれるとそうではなくて、家を維持できなくて戻ってしまう方など様々な方が居るので、そもそも「誰も孤立せず、何度でもやり直せる社会を。」作りたいという想いで事業を行っており、その想いを達成するために活動をしています。
実際にNPOの方で支援につながるための数日のお金が無い方向けに、寄付金をパックの様なものにして様々な場所に設置し、市役所に行く前の日に取りに来てもらい、次の日に支援者と共に市役所に行くという仕組みの寄付金の受取先として“いえとしごと”を提供しております。
後は“いえとしごと”としては家を失う前に何とか繋がりたいというところがあります。家賃を滞納する前に連絡をもらえると選択肢の幅が増えるのになぁと思っていて、そういう時にどういった所と提携したら良いのだろうと考えた時に、家賃保証会社はそういった方々と連絡が取れていたりするので、業務提携したら良いのではないか?というところで、現在は数件だけですけど対応させていただいております。(図4)
実際は滞納して強制退去が決まっている方を寮付きのお仕事に紹介して、路上に出ることが無いように次に繋げるということも行っており、もう一つはそこに住み続けることができるように、通勤のお仕事を紹介しております。そのことによって、“いえとしごと”は就職先会社から紹介料をいただき、就職先会社は人材不足の解消ができる。入居者は働くことにより給料を得、家賃保証会社は家賃の滞納がそもそも無くなるという“四方良し”ではないかというところで試行錯誤をしながら事業を行っています。その他にも新規サービスの開発を行っています。
ホームレス問題をテーマに事業をしているのですが、ホームレス問題というのは単に家を持ったから解決するのかといわれるとそうではなくて、家を維持できなくて戻ってしまう方など様々な方が居るので、そもそも「誰も孤立せず、何度でもやり直せる社会を。」作りたいという想いで事業を行っており、その想いを達成するために活動をしています。
質疑応答
Q1.紹介しても3割が辞めてしまうという事でしたが、それは職場での人間関係が原因となっているのでしょうか?
A1.そういった原因もあると思います。しかし、これは実際一緒に働いてみないと分からないことだと思います。紹介する際にも社内のチェックをしてから紹介しているので、極端なことはないと思いますし、もしそうなった場合の対策もあります!
Q2.NPOと“いえとしごと”の相違点はなんですか?
A2.実際NPOと連係したりしていて領域は近いのですが、NPOは福祉に繋げることを目標にして行動しています。私達“いえとしごと”は、ホームレスにならないようにサポートしています。つまり、福祉に頼る前の方々がメインとなっているのです。そこが相違点ですね。
以上、イベントレポートでした。この記事が皆様のお役に立つことができれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!
A1.そういった原因もあると思います。しかし、これは実際一緒に働いてみないと分からないことだと思います。紹介する際にも社内のチェックをしてから紹介しているので、極端なことはないと思いますし、もしそうなった場合の対策もあります!
Q2.NPOと“いえとしごと”の相違点はなんですか?
A2.実際NPOと連係したりしていて領域は近いのですが、NPOは福祉に繋げることを目標にして行動しています。私達“いえとしごと”は、ホームレスにならないようにサポートしています。つまり、福祉に頼る前の方々がメインとなっているのです。そこが相違点ですね。
以上、イベントレポートでした。この記事が皆様のお役に立つことができれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!