川崎プロボノ部2021活動終了しました!

川崎プロボノ部とは

川崎で地域貢献活動を行う団体(町内会・自治会、NPO法人や市民活動団体など)をサポートするボランティア活動部隊です。社会人としての経験・スキルを活かして、団体の運営課題の解決をサポートします。

川崎プロボノ部は、3か月程度の比較的短い期間で、初めての方も参加しやすいボランティア活動となっています。川崎プロボノ部を経験した方が、運営委員としてフォローを行っています。

地域の課題・社会の課題を解決するために活動している団体のサポートができるよう、活動を行っています。これまで地域活動をしたことがない人たちが、地域を知るきっかけとなり、地域や社会がよくなっていく、また、そういった方がつながって、川崎市内にプロボノコミュニティをつくることを目指しています!

オンラインを中心とした活動となりました。

川崎プロボノ部2021では、引き続きのコロナ禍の中、オンラインを中心としたサポートを行いました。プロボノワーカーの方のご参加が50名以上、また団体は10団体に対して、サポートを行ってきました。運営委員として、川崎プロボノ部の活動自体を支える方たちも増え、14人の方が運営委員として参加してくださいました。本当にありがとうございました!

今回は、報告会の中でご紹介をさせていただいた一つの団体のプロボノ活動について、ご紹介します。
Linkmamaは、2018年に設立した会員数129名の任意団体です。新百合ヶ丘を中心に、子育てママ達によるネイル、セラピーやハンドクラフトのワークショップの開催や、市からの委託で地域の子育て支援センターの運営、防災に関する啓発活動などを手掛ています。

団体の課題は、今代表に偏っている事務作業を整理し、事業収入となる、Linkmamaとして実施する事業の柱を明確にするということで、サポートメニューは、「課題整理ワークショップ」となりました。

どんな方たちがサポートをしたのかについて

プロボノワーカーとして応募していただいた方に、どの団体をサポートしたいか、希望を取って、プロボノワーカーと団体のマッチングを行っています。運営委員の皆さんとも議論しながらマッチングを進めるのですが、Linkmamaさんを支援するのは全員男性のチームとなりました。

週一回の定例ミーティングを重ねながら、団体の希望に寄り添っていきました。

実際のプロボノ活動と成果物について

実際のプロボノ活動としては、代表者の方にお話を伺ったり、参加可能なメンバーでイベントの見学をしたりして、現状を把握し、また、団体のメンバー向けのアンケートを実施したり、団体のスタッフを集めてのミーティングを開催してもらい、課題を探っていきました。団体の中でも今の活動の理念についてや、今後の活動の方向性について、再確認ができたそうです。

プロボノワークを通じての成果物について

・今後の組織規模の拡大に向けて、新人受入マニュアルを作成

・上記マニュアル作成と併せて、下記事項の作成の助言・支援を実施
 リーフレットの文言助言、メンバー向けアンケート作成支援、センター方針策定への助言

工夫したところ・苦労したところ

プロボノワーカーの皆さんはほとんど男性という事で、女性ばかりの団体を支援する上でいろいろと苦労するところもあったと思います。そんな中で、プロボノワーカーの皆さんが、工夫したところや、苦労したところをまとめました。

工夫したところ

▼司会輪番制による話しやすい雰囲気作り
 →リアルで会えないまま、議論をするため、支援メンバー内で自分の考えや気持ちを安心して発言できる状態を確保することが重要と考えました。司会を輪番制にすることで、誰もが話す機会を作り、徐々にそのような状況を構築しました。

▼Linkmamaが取り組んでいる社会問題・背景の理解
→支援先が真剣に取り組んでいる社会課題・背景を調べることで、「自分ごと」としてとらえ、当事者意識が生まれました。また課題を特定する際も、より広い視野で考えることが可能になりました

▼こちらがやりたい事でなく、団体が解決したい事に集中
 →課題の選定をする際には、プロボノワーカーのやりたい事や問題の捉え方は一旦横に置いて、団体が解決したいことは何かを聞くことに集中しました。団体の要望が変われば、柔軟に対応しました。

苦労したところ

▼ コロナ禍で、団体の現場をあまり見られない中での課題の選定や解決方法の検討
  →団体の代表の方に多くのコミュニケーションの時間を頂きました(zoomやメッセンジャー等)

▼ 相手が解決したいことと自分達がやれることの交差点の見極め
  →支援メンバーで時間をかけて議論

報告会での感想

報告会では、プロボノワーカーの方にもご出席いただき、率直な感想をいただきました。
「あまり意識していなかった社会課題やそれに取り組んでいる人たちがいることに気がついた。」
「違う会社の人たちとチーム活動をすることで、仕事の進め方、スキル等を相互に学びあえてよかった。」
「視野が広がったと思う。」

団体の代表の方の感想

最初は自分たちはママたちの集まりなので、男性ばかりのチームでどうなるかと思ったのですが、私たちが考えている課題について、ワーカーの皆さんがいろいろと調べてくれて、理解してくれているという事が伝わり、信頼関係を結んでいくことができました。

また、他のメンバーとも、こうしていきたい、という事を共有することができました。

この記事に関する問合せ先

団体名
川崎プロボノ部事務局/公益財団法人かわさき市民しきん
電話番号
0448734586
活動エリア
川崎市全域
活動分野
コミュニティ・交流
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