「かもしれない」を目指して。
居心地の良いカフェ、おしゃべりサロン、手作りワークショップ、空き地のマルシェ、行きつけのスナック、道に突如現れた遊び空間。
誰もが気軽に集い、出会い、何かが生まれる(かもしれない)。
―そんなステキな「まちのひろば」を紹介します。

第9回目は、小田急線読売ランド前駅そばの一軒家で行われている「子どもの本のひろば」。
駅前のとある一軒家の部屋を、オーナーを中心に地域に開放して、ママと子どもがふらっと来れる本に囲まれた居場所づくりをしているという情報をキャッチした探検隊は早速現場へ直行しました。
小田急線読売ランド前駅北口改札を出て坂を上っていくと、すぐに駅の近くとは思えない穏やかで緑の多い街並みになってきました。そこに佇む「ちゅうりん庵」が今日の目的地です。

「みんなの別荘」として使って欲しい!

-こんにちは!こちらではどのようなことを行っているのですか!?

中林さん「こんにちは!ここは私たち夫婦の別荘でして、苗字の「中林」を音読みした「ちゅうりん庵」という名前で地域に開いています。普段は1階のスペースと地下のライブもできる音楽スタジオをレンタルスペースとして実費のみいただいて貸ししていますが、毎週水曜の11:00~16:00は1階のスペースを「子どもの本のひろば」として無料で地域に開放していて、地域の親子がふらっと来ることができる居場所にしています。

-どういった経緯で別荘を地域に開いて、「子どもの本のひろば」を始めることにしたのですか?

中林さん「私は大学の図書館員を長い間やっていて、退職後にこの家を別荘として購入しました。当初は大人の勉強できる場所として地域に開いていたのですが、その時々のニーズでその後、小学生の遊び場になり、今は小学生未満の子どもとママがふらっと来られる居場所として地域に開いているんです。自分たちだけでなく、「みんなの別荘」として使ってもらっています。「子どもの本のひろば」は、図書館に長く勤めていて、学びの場所がたくさんあった環境にいたこともあり、子ども文庫としてちゅうりん庵にもたくさんの本を揃えました。自分が小さい頃は近所の家で本を読めるような環境でしたが、今はそのような場所はほとんどありません。本を読むということは、人生を豊かにするツールであり、揺るがない芯になると思っています。ここが、そのきっかけとなる場所になれればいいなと思っています。

つくっているのは参加している皆さん!

-中林さんのこれまでの経験を生かした取組ですね!ご自身だけで「子どもの本のひろば」をやられているんですか?

中林さん「参加しているママたちが手伝ってくれています。手伝うというより基本的には自分たちで準備してもらっています。今日も来ていただいている杉山さんには、毎週のように来ていただいて、色々中心となってやっていただいています。」

-参加者みんなでつくる居場所ですね!杉山さんが「子どもの本のひろば」に来るきっかけは何だったのでしょうか。

杉山さん「出産後に子どもとだけ過ごす時間が多くなる中で、地域とのつながりが切れてしまったと感じることがあり、地域とつながれる場所を自分でも作れないかと思っていたところで、ちゅうりん庵を知りました。まさにここが私の求めていた場所だと思って、来るようになりました。「子どもの本のひろば」に遊びに来るだけでなく、ここで地域の親子が遊べるイベントなども始めたりしています!」

-「子どもの本のひろば」をやっていく中で課題などはありますか。

杉山さん「実はここって広報をしていないのであまり知られていないんです。ただ、こういう場所を求めているママたちってきっとたくさんいると思っていて、少しでもそういうママたちに知ってもらって、日ごろの育児の悩みやそうでなくても他愛ない話をできる場として多くのママに来てもらいたいと思っています。」

中林さん「そうですね。あまりたくさん来すぎるのは困りますけど(笑)、「みんなの別荘」なので、多くの方に来ていただきたいです。

ゆくゆくは誰でも来られる居場所を。

-最後に、中林さんとしてのちゅうりん庵の展望を教えてください。

中林さん「今は、開放している時間帯もあって小さな子どもとママが中心に来ていますが、ゆくゆくは小学生以上の子どもも一人でふらっと来ることができるような居場所にもしていきたいと思っています。親から愛情をもって育てられているような子どもはこういうところにいつでも来れると思うんですが、そうでない子どもにも来てもらえる場所にしたいと思っています。家庭や地域からはじかれてしまう子どもに気付けて、助けてあげられるような居場所が必要だと感じています。」
将来を見据えた話をされていた中林さん。本当の「みんなの別荘」にしていくために、周りの方々と一緒に一歩ずつ進んでいきます。

ここも一つの「まちのひろば」。緑豊かなちゅうりん庵に今日も親子たちの笑い声が響いています。

「子どもの本のひろば」は、毎週水曜の11:00~16:00に開催しています(予約不要)。
居場所を探していたあなた。育児の悩みを共有したい思っていたあなた。子どもと本を読める環境を探していたあなたも。「子どもの本のひろば」足を運んでみると新たな出会いがあるかもしれません。
  • 広いスペースで自由に過ごせます

  • 紙芝居を読む中林さん

  • 杉山さんもお子さまと一緒に参加しています

  • 本がいっぱいそろっています

  • 緑に囲まれたちゅうりん庵

この記事に関する問合せ先

団体名
協働・連携推進課
電話番号
044-200-3708
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