「かもしれない」を目指して。
居心地の良いカフェ、おしゃべりサロン、手作りワークショップ、空き地のマルシェ、行きつけのスナック、道に突如現れた遊び空間。
誰もが気軽に集い、出会い、何かが生まれる(かもしれない)。
―そんなステキな「まちのひろば」を紹介します。

第8回目は、川崎大師門前で開催する「ほしぞらディスコ #家族で踊る夜」。
なんと全国でも指折りの参拝客を誇るあの川崎大師門前で、とんでもないことを起こす企てをしている人たちがいるという情報をキャッチ。調べてみると、たしかにただならぬことが起こりそうだと直感で感じた探検隊は、早速発信源である大師ONE博実行委員会の奥貫さんのところへ急行しました。
地元団体とのタッグで、門前ひろばをパパママのディスコに?
-こんにちは!一体何が起こるんですか!?

「こんにちは!よく情報をキャッチしましたね(笑)実は、ここ川崎大師の門前でサイレントディスコというワイヤレスヘッドホンを装着して音楽を楽しむニュースタイルのディスコを5月25日(土)に開催するんです!」

-サイレントディスコ!?面白そうですね!やってみるきっかけがあったんですか?

「実は私、学生時代からクラブ通いが大好きで(笑)、夜の時間は自分の好きなように謳歌していました。ですが、1年前に子どもが産まれて、子育てがスタートしてからは、妻や子との時間を大切にしようとすると、そうした時間を極端に制限しなければならず。子育ての苦労を自分の趣味でストレス発散したいパパママの悩みがそこにありました。そこで、子どもも一緒にはしゃげる空間を自分の地元に作れないか!と思い動き出したんです。サイレントディスコは、通常のディスコと異なり、ヘッドホンを通して音楽を楽しむため、外部に音が漏れず、会話もしやすく、また参加者それぞれに音量調節ができます。これなら親子参加のハードルを下げられると思いました」

-すごい発想ですね!いざ動き出してみてどうでしたか?

「まず、開催にあたり、3つの壁を乗り越える必要がありました。場所、資金、そして仲間です。まず、開催場所は、構想当時には全く決まっていませんでした。ただ、パパママの願いをかなえるパワースポットにしたいという新たなコンセプトを打ち出す上で、厄除けで全国に知名度もある、歴史深い川崎大師の門前を開催地にできたら、何よりインパクトを持たせられると思いました。そこで、地元活性化を目的に活動をされていた「かわさき楽大師プロジェクト実行委員会」の門をたたきました。この組織は、地元商業振興や多世代交流などに長年取り組まれてきた商店主などが中心に構成されています。はじめは、突然やってきた地元の若造の戯言に聞こえたことでしょう。時に厳しくも、熱心に耳を傾けて、最終的にワカモノの挑戦に対してやってみろ!との後押しをくださり、本企画を「楽大師プロジェクト」の仲間に加えていただきました。これにより、地元ネットワークで各方面との協議・調整を支援していただき、門前のひろばもお借りできることに。川崎大師門前ひろばが、まさかのダンスフロアに変身してしまったのです。

-地元団体とのタッグが実現のキーになったんですね、資金調達はどうしたんですか?

0円スタートでした(笑)そこで、クラウドファンディングで資金調達することにしました。話題性が出るだけでなく、支援者などの反応から、それ自体がマーケティングになると考えました。やってみると自分でも驚いたんですが、1か月で目標金額の達成を目指していたところを、わずか一週間で目標金額を達成したんです!最終的には96名の支援者から目標金額を大きく上回る支援をいただきました!趣旨に共感共鳴する方の多さから、ターゲットニーズに沿う企画であったとひと安心。ただ、それは同時に、私たちの想像以上の熱量で、渇望に近いものと映りました。同じように子どもと一緒にはしゃげる空間を求めているパパ、ママのために、企画実現への責任も重くのしかかりました。」
業界バラバラ、多彩な仲間が集う企画チーム!
-一週間で目標達成!?そんなに短期間で目標を達成させたコツはあるんですか?

「私1人で始めた企画ゆえ、最後の壁であった仲間の力を借りて、うまく進んだと思います。地元団体の底支えはもちろん、「川崎大師の門前でサイレントディスコ」というセンセーショナルな企画と、その背景にある社会課題に対する挑戦というストーリーに賛同し、一緒に創り出したいと声をかけてくれる人が現れました。番組制作、コピーライター、美容師、マーケッター、デザイナーなど、皆業界の異なる多様なメンバーです。本業で得たスキルやネットワークにより、コンセプトづくりや協賛・協力企業の呼びかけが順調に進み、より多くの方の目に触れ、心に届いたのだと感じます。また、メンバー自身にも子育て経験者が多く、パパママがおもいっきりはしゃげるように、近くのそば屋を借りて託児スペースを準備するなど、当事者ゆえに配慮したポイントも、共感を得る一助となったのかもしれません。」
大人も子供もわんぱくできる、「願い事が叶うまち」へ!
-企画の内容だけでなく、多種多様なメンバーが集まるチーム、というのも特徴的ですね!最後に開催に向けて一言お願いします!

「多くの皆さまの支援で無事に開催する運びとなりましたが、地元団体の理解や協力なくして、このディスコは確実に実現しませんでした。懐深く、そして挑戦欲にあふれたこの地域の想いを受けて、事故なく成功させたいと思います。実はこの「ほしぞらディスコ」は、大師のまちなかで、大人も子供も思い切りわんぱくできる万博を創る、という想いで立ち上げた「大師ONE博(わんぱく)」のリーディングプロジェクトとして開催するものです。当日その1日だけ盛り上げて終わるイベントではなく、さまざまなプロジェクトを継続して発信し、老若男女が気兼ねなくまちではしゃげる、という新しい日常の姿を、大師で定着させたいです!5月25日はまさにそのスタートライン。願い事が叶うまち・大師ですので、地元の力を結集し、伝統のあるこのまちから新たな子育て支援文化を創り出していけるように、これからもわんぱくを続けていきます!」
力強い言葉で新たな子育て文化を自分の生まれ育ったまちから創る、と話していただいたその精悍な顔の周りには、子どもを抱えながら作業を行うメンバーの姿や、それを支える地元の商店主たちがありました。
ここも一つの「まちのひろば」。新旧町民が手を取り、伝統のあるまちに非日常空間を作り出す「ほしぞらディスコ」は新年号の幕開けとともに、新たな文化を創り出すのかもしれません。

「ほしぞらディスコ #家族で踊る夜」は、5月25日(土)(雨天時:6月1日(土))の17時からと19時05分からの2部制で開催。
参加は事前予約制となります。(現在受付終了、詳しくは、「大師ONE博(わんぱく)」facebookページから)
子どもと一緒にはしゃぎたいあなた。川崎大師にお参りしたいと思っていたあなた。新たな文化のスタートに触れてみたいと思っているあなたも。
伝統ある参道へ足を運んでみるとわんぱくな出会いがあるかもしれません。

  • かわさき楽大師プロジェクトのメンバー

  • 投影テスト風景

  • 川崎大師前の写真

  • ほしぞらディスコキービジュアル

  • 「大師ONE博」のロゴ

この記事に関する問合せ先

団体名
協働・連携推進課
電話番号
044-200-3708
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