花が開いてキッチンカーがやってきた
夢見ヶ崎動物公園(川崎市幸区南加瀬1-2-1)にキッチンカーがやってきた。
桜が開いて山吹の花、菜の花などが黄色のじゅうたんを広げた3月21日から5月12日までキッチンカーが毎週土日、祝日にやってきて飲み物、食べ物を提供しています。地元の日吉商店街連合会が協力し、川崎市建設緑政局が実施しています。

4月6日、7日に訪れたときは満開の桜の下で3台のキッチンカーが開店していました。茅ケ崎の釜揚げしらすをはさみこんだボリュームたっぷりのホットサンドとお肉のメニューを提供する「 Kitchen Kanaloa(キッチンカナロア)」。コーヒーを注文するとカップの中にミルクでイラスト画を描いてくれる「スタンデカフェ(StandeCafe)」。アジア風味のチャイをインド製の三輪自動車から提供してくれる「リキシャカフェマユラ」。7日にはチャイのお店に変わってカスタードクリームと生クリームたっぷりのクレープを提供してくれる「M's Cafe(エムズ カフェ)」が店開きしていました。営業時間は午前10時から午後4時まで。
キッチンカーは動物公園の管理事務所前の広場に並び、そこのテーブルやベンチで家族やグループが腰を下ろして食事やおしゃべりを楽しんでいました。
もっと楽しんでほしい
きっかけは、夢見ヶ崎動物公園にあった常設の売店が、平成26年度末に営業を終了したことから。今も自動販売機以外の飲食物を提供する施設はありません。一方で来園者からの「飲食できる場所が欲しい」という声は寄せられていました。動物公園では繁忙期だけでも何か工夫をできないかと考えてきました。出てきたのが移動可能なキッチンカーという案でした。キッチンカーのオーナーさんたちも出店場所を求めていました。

キッチンカーは2018年8月から10月末までの土日、祝日に初めてお目見えし、今回は2回目。お花見客が訪れるハイシーズンにキッチンカーが開店すると、仕込んだ材料が営業時間の途中で売り切れてしまうほどに大盛況となりました。

将来は、飲食物の販売にこだわらず、どのようなサービスを提供することが来園する人たちに楽しんでもらえることなのかを考える「実験的な試み」という側面も併せ持つ今回の企画では、園内放送で当日のキッチンカーの特徴やメニューを紹介し、合わせてアンケートへの協力も呼びかけていて、「飲食できる場所が欲しい」「子供向けのメニューを増やして」や「座って食べる場所があればいい」という回答が寄せられています。「来園者の満足度を高めることで気持ちよくゆっくりと過ごしてほしい、地域のご支援もいただきながら共に盛り上がりたい」と村木園長は話しています。
地域と盛り上がりたい
キッチンカーの動物公園への出店募集は地元の日吉商店街連合会のホームページで行っています。取材したリキシャカフェマユラはそこで募集を知りました。

商店街は持っている飲食サービスのノウハウを提供することが動物公園と共に地域を盛り上げてゆけることだとの思いがあります。商店街のイベント開催では夢見ケ崎動物公園に協力してもらってきた歴史があるといいます。「地域が手を携えることで来園者が増えてくれれば巡って地域の賑わいが生まれることになります」と日吉商店街連合会 青年部部長の出口光徳さんは語ります。
キッチンカーと話そう
出店しているキッチンカーの店主さんたちはお話し好きでした。「これください」「ありがとうございます」だけではない話題も交わしてみてはいかがでしょう。

リキシャカフェマユラのご夫婦は自分達の子どもを当園に遊びに連れてきたことのある夫婦で営業しています。話しかけるとこぼれるような笑顔で返してくれます。

スタンデカフェの店主は「開催初日から5月の10連休終了までの土、日、祝日は毎日出店します。他のイベントへは行きません」とおっしゃいます。こちらも自分の子どもをこの動物公園に連れてきたことがご縁でした。目下、読書に興味をお持ちです。
Kitchen Kanaloaはお若いご夫婦です。川崎での営業許可は今回のイベントに出店するために取得したとのことです。「先週は仕込み量が少なくて途中で売り切れてしまった。今週は多めに仕込んできました。お楽しみください」とおっしゃっています。
おいしさをゆっくりと
「新城から来ました」という子ども連れのご夫婦はしらす入りホットサンドを食べていました。「おいしいです。こうして食べる物と腰を下ろす場所があるとゆっくりすごせます」とおっしゃっていました。クレープを受け取った夏帆ちゃん(8歳:写真)はお母さんと一緒です。「美味しい。先週食べたホットサンドがおいしかったのでまた来ました」と話してくれました。


住宅街に囲まれた丘。その上の小規模な夢見ケ崎動物公園が地域と携えて盛り上がってゆこうと取り組みを始めています。来園する人たちが心地よく動物と触れ合い緑の中で豊かな気持ちで過ごせるために進化の方向を探っているようです。
問い合せ先
川崎市建設緑政局緑政部
夢見ヶ崎動物公園 村木さん
電話 044-588-4030
  • 「StandeCafe」と広場の様子

  • 「チャイの三輪車」店主とメニュー

  • ホットサンドの「Kitchen Kanaloa」

  • 村木さん(左)と出口さん

  • クレープと夏帆ちゃん

この記事に関する問合せ先

団体名
川崎市建設緑政局緑政部 夢見ヶ崎動物公園
電話番号
044-588-4030
活動エリア
幸区
この情報をシェアする
SNSボタンをクリックすると別ウィンドウで開きます