「かもしれない」を目指して。
居心地の良いカフェ、おしゃべりサロン、手作りワークショップ、空き地のマルシェ、行きつけのスナック、道に突如現れた遊び空間。
誰もが気軽に集い、出会い、何かが生まれる(かもしれない)。
―そんなステキな「まちのひろば」を紹介します。

第7回目は「駄菓子の木村屋」。二子新地から溝の口にかけて歴史的な街並みが残る大山街道沿いにあります。
ここでは、外とつながって気軽に行き来ができる「なか庭」やみんなで料理をしながら交流できる「キッチンスペース」があり、親子や小学生たちが集まりまちが盛り上がっているという情報をキャッチした探検隊は、イベント真っ只中の現場に急行して、仕掛け人である木村さんにお話を伺ってきました。
地域の交流をプロデュース
-こんにちは!すごいたくさんの親子や小学生が集まっていますね!

「今日はお楽しみ屋台村というイベントを実施しています。駄菓子屋前のキッチンも付いているスペースで、来てくださった皆さんに地元野菜を使った芋煮やベビースターラーメンを使った駄菓子屋もんじゃなどを振る舞っています!紙芝居のお姉さんも来てくれていて、オリジナルの紙芝居を読んでくれたり、あやとりを教えてくれたりしています。また、今日は地元川崎産の野菜を「新鮮野菜のマルシェ」として販売しています。」

-内容が盛りだくさんですね!どうしてこのようなイベントをしようと思ったんですか?

「このような活動に力を入れ始めたのはこの2、3年位です。父が早く他界して、母が駄菓子屋を継いでやっていたのですが、昔から地域のつながりが強かった大山街道沿いの地域が少しずつつながりが希薄化してきているなと感じていました。そんな思いがあった中で、地元のある地主さんと知り合ってから話が一気に進みました。その方は、誰よりも地域への意識を持っていて、誰よりもプレーヤーになって地域に出ていたんです。その方に色々なアドバイスや新たなつながりを作ってもらいながら、使われていなかったスペースを交流スペースとして開放して、色々なイベントなどで人が交流できる仕掛けを始めてみました。」

-キーパーソンとの出会いで一気に木村さんの思いが加速したんですね!イベントを始めてから何か変化はありましたか?

「色々やり始めて気付いたんですけど、何か交流できる入口さえ作ってしまえば、意外と皆さん集まってきますし、興味のある人はどんどん参加してくれることが分かりました。地域の窓口となるのが僕らの年代の役割だと思っています。私は商店会や町内会の役員もやっているので、駄菓子屋のイベント参加者に町内会主催の餅つきのスタッフを担ってもらったりすることで町内会との架け橋をやらせてもらっています。また、出張駄菓子屋のイベントで子どもたちにもスタッフになってもらうことで、小さい頃から地域とのつながりを深めてもらったりもしています。いくつになっても人とのつながりがあって、この地域のために何かをしていたいと思ってもらえるような人が少しでも多くなってくれるといいなと思いながら日々過ごしています。」
地域の居場所を目指して
-町内会との架け橋から子どもの地域参加まで、地域のコーディネーターのような役割を果たされているんですね。これからどのような取組を行っていきたいと思っていますか?

「色々話しましたが、もちろん人や地域とつながりたいという方だけではないと思っているので、本当に誰もがふらっと来てもらえる居場所にしていきたいと思っています。特に、今は小さな子どもを持つ親子と小学生がほとんどなので、日中も地域にいるおじいちゃん、おばあちゃんにも買い物ついでにでも足を運んでもらって、ゆっくりしていってもらいたいと思っています。今はイベントで川崎産野菜のマルシェをしていますが、なかなか高齢の方には来てもらえていないので、例えば子どもに売り子を体験してもらうなど子どもと高齢者の交流が突破口となると思っています。そのために仕掛けていきたいですね。」
お話を伺っていた1時間の間だけでも、50人以上の人たちが屋台村や紙芝居などで思い思いの時間を過ごしていました。多摩川を渡って都内から来た(!)というママに話しかけてみると、毎回同じスポーツクラブの仲間で参加していて、すでにこの場所が家でもスポーツクラブでもない第3の居場所になっていますと笑顔で教えてくれました。駄菓子屋には小学生がなだれ込み、その横では紙芝居の始まりの合図とともに子どもたちが自然と集まる。またその横では小さな子どもとママが一杯飲みながら談笑している。そしてどこか懐かしい雰囲気が残るこのステキな空間の中心にニコニコした顔で皆さんを見守る木村さんがいました。
ここも一つの「まちのひろば」。昔懐かしいこの場所におじいちゃん、おばあちゃんがお茶を飲みにふらっとやってくる日はすぐそこまでやって来ているのかもしれません。

「駄菓子の木村屋」では、毎月第2、4水曜の11時から「新鮮野菜のマルシェ」として川崎産の野菜マルシェを開催しています。また、同日の13時から17時には、「お楽しみ屋台村」を開催しています。
それ以外にもミニ四駆の大会イベントや各種ワークショップをはじめ「なか庭」や「キッチンスペース」を利用したイベントも随時開催中です。
川崎産の新鮮な野菜を食べたいと思っているあなた。駄菓子屋もんじゃが気になるあなた。久しぶりに紙芝居やあやとりに触れてみたいあなた。そして何となくふらっと寄ってみたいと思ったあなたも。気軽な気持ちで駄菓子屋さんの入口に足を踏み入れてみると新たな出会いがある(かもしれない)。
  • 木村さん

  • 参加者たち

  • 紙芝居風景

  • 外観写真

  • 駄菓子の飲食スペース

この記事に関する問合せ先

団体名
協働・連携推進課
電話番号
044-200-3708
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