「かもしれない」を目指して。
居心地の良いカフェ、おしゃべりサロン、手作りワークショップ、空き地のマルシェ、行きつけのスナック、道に突如現れた遊び空間。
誰もが気軽に集い、出会い、何かが生まれる(かもしれない)。
―そんなステキな「まちのひろば」を紹介します。

第6回目は、市内のそこかしこで漫才や音楽などを披露して、子どもから大人まで多くの方を笑顔にするグループ「川崎セブンスター」。
この「川崎セブンスター」をプロデューサーとして立ち上げつつ、そのメンバーとして「ザ・ショウマンU&M」という漫才コンビを自ら結成し、みんなを笑いの渦に引き込んでいる梅本さん(ウメッチ)と牧野さん(マッキー)。笑いに貪欲な探検隊は、お二人にお話を伺ってきました。
笑いや音楽で地域に笑顔を!
-こんにちは!「川崎セブンスター」の活動と始めたきっかけを教えてください。

梅本「私たちは平成25年に起業を支援する講座である『かわさき起業家塾』で出会いました。講座内の創業プラン発表で披露した牧野さんの漫才に惹かれ、私とマッキー(牧野さん)の退職のタイミングも合うこともあり、『ザ・ショウマンU&M』として一緒に漫才をすることになりました。その翌年には私自身がプロデューサーとなり、優れた芸を持つメンバーを募り、『笑いや音楽で地域に笑顔を!』をモットーとする『川崎セブンスター』を立ち上げました。川崎市の7区のみなさんを星のように照らすというのがグループ名の由来です。
当初は福祉施設の慰問という形でスタートしましたが、次第に色々なところからオファーをいただくようになり、今ではその時に活動できるメンバーで福祉施設、商店街、自治会、小学校など様々なところで芸を披露してみなさんを笑顔にしています。当初は月1回程度の活動でしたが、今では年40回も活動しています!」
心が動く、その瞬間
-年40回!?大忙しですね(笑)今までの活動の中で思い出に残っていることはありますか?

梅本「たくさんの思い出がありますが、一つ挙げるとすると、デイサービスで民話朗読劇をした時のことでしょうか。その日は『カッパ』の朗読劇をカッパの格好をして行ったのですが、朗読劇が終わった後に高齢の女性がもう一度カッパに会いたいとヘルパーの方と一緒に戻ってきました。話を聞いてみると、その女性は小さい頃からカッパが大好きということでしたので一緒に写真を撮ったんです。その半年後に女性のご家族の方から訃報の連絡があり、カッパと一緒に撮った写真を大変気に入られていて、亡くなるまで宝物のように大切にしていたことを聞きました。それだけ人の琴線に触れることができたのかなと思いうるっとしました。」
牧野「障害者施設において漫才を披露した時に、みんな表情がなくて楽しんでいるか分からないことがあったんです。すごい自分自身が不安になったんですが、披露後の握手会において満面の笑みで面白かったと言ってもらえて、こちらがドキッとしたことを覚えています。やっていてよかったなーと心から思って感動しました。」
交流の大切さ
-ステキなエピソードですね。日頃活動している中で意識していることなどありますか?

梅本「意識していることというより、最近やっと分かってきたことになってしまうのですが、様々な施設で披露することによりもたらす大きな効果として、大変な仕事をしている施設のスタッフも前向きになってくれることだと思っています。観劇者と一緒にスタッフも観ていただくことで、施設にいるみんなが笑う。その笑いを通して施設全体の雰囲気が良くなって、みんなのコミュニケーションが良くなるという好循環になるんです。これは3、4年やってきてやっと分かってきました(笑)」
牧野「同じようなことは家族にも言えます。ある会場で観劇してくれた家族が、帰り際に話しかけてくれて、家族の中で大変な出来事があったが漫才を観て、涙を流すほど心の底から笑えて、気持ちがスッキリしたと言ってくれました。その言葉にこちらも大きな勇気をもらいました。」
梅本「そういう効果が出るように、披露が終わったら終わりにしないで、交流の場を設定することは大切にしていますね。」
牧野「観てくれた方だけでなく、その施設の代表者やつないでくれた方とも事前・事後に話をよくさせていただいています。なので、漫才も基本オーダーメイドです。ただ漫才をするだけでなく、そういうプラスアルファが大切かなと思っています。」
最後は自分たちの生前葬!?
-細かいところまで意識されて、施設全体をステキな空間にしているんですね!最後に今後の展開について教えてください。

梅本「『川崎セブンスター』は法人ではなく任意団体なので、やめる時はいつでもやめられます。最後に自分たちの生前葬をするのもいいかもしれません(笑)ただ、この活動は死ぬまでできると思っているので、オファーをいただける限りは皆さんに笑顔を届けていきたいと思っています。」
牧野「基本的にはボランティアで子どもや高齢者など色々な方が元気になることをこれからも続けていきたいですね。お金ではなく、人との出会いがやる気を起こさせてくれるんです。これからもたくさんの方と出会って一緒に楽しみたいですね。」
お話を伺っている時も、ウメッチの話にマッキーがスッと付け加える絶妙な間合いでお話をしていただいたお二人。そこからも相性ピッタリなところがよく伝わってきました。
固定の場所にとどまらないで、各施設や商店街、自治会、小学校、時には森の中など様々な場所で漫才、フラダンス、手品などで笑いや和やかな雰囲気を提供している「川崎セブンスター」。
今日もどこかで市民のみなさんを星のように照らしている。これも一つの「まちのひろば」かもしれません。


「川崎セブンスター」は、市内各所でイベント等に出演しています。4月7日(日)には川崎の稲毛公園で開催する東海道川崎宿2023まつりに出演予定です。
思いっきり笑ってみたいと思っているあなた。家族の中で大変なことがあって悩んでいるあなた。ただ単にお二人に会いたいと思っているあなた。どれにも当てはまらないあなたも。暖かくなってきた春の昼下がりに、ふらっとお二人の漫才などを観に足を運んでみると新たな出会いがある(かもしれない)。
  • マッキー(左)とウメッチ

  • 「川崎セブンスター」のライブ風景

  • 「ザ・ショウマンU&M」の漫才

  • 腹話術のメンバー

  • フラダンサーの踊り風景

この記事に関する問合せ先

団体名
協働・連携推進課
電話番号
044-200-3708
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