「かもしれない」を目指して。
居心地の良いカフェ、おしゃべりサロン、手作りワークショップ、空き地のマルシェ、行きつけのスナック、道に突如現れた遊び空間。
誰もが気軽に集い、出会い、何かが生まれる(かもしれない)。
―そんなステキな「まちのひろば」を紹介します。

これまで探検隊は、駅前の広場空間、まちの不動産屋さん、地域の食堂を紹介しました。
紹介したところのように、「まちのひろば」は「場所」があることが望ましいですが、その概念は幅広いと思っています。例えば3人集まれば「まちのひろば」が展開し、何かしらの変化が生まれ、創発につながるという考え方もあるのではないでしょうか。もはや「場所」ではない?!そんな既存の枠をはみ出る「まちのひろば」があっても良いと我々は考えます。
空間としての場の持つ力も大切ですが、今回は、そうした固定の場所にとどまらない「まちのひろば」を探検しました。
川崎区と幸区でお互いに協力しながらママたちを中心に様々なイベント会場で新しいつながりや活動を仕掛け、まちを盛り上げる活動している「川崎区盛り上げ隊!」の隊長の米澤さんと「NPO法人幸区盛り上げ隊」の隊長(理事長)の倉林さんのお二人にお話しを聞いてきました。
ママが楽しく暮らしてほしい!
-ミューザの中でママや子どもたちが集まっていると聞いて急遽来ました。こちらでは、どのようなコトをされているのでしょうか?

倉林さん「今日は、「NPO法人幸区盛り上げ隊」主催でビューノマルシェというマルシェをしていて、ハンドメイドの販売以外にもワークショップや抱っことおんぶの体験会や乳児が横になりながら可愛い写真が撮れるベビードリームアート撮影会などファミリーで楽しめるようなイベントを開催しています。」

米澤さん「私は「幸区盛り上げ隊」も掛け持ちしているのですが(笑)、今日のマルシェではハンドメイドの販売をしています。「川崎区盛り上げ隊!」では、先日も総合川崎臨港病院の駐車場でのマルシェなど、8月の発足以来、ほぼ毎週のように色々なイベントに出店しています!」

-楽しそうなイベントですね!どうしてやろうと思ったのですか?

倉林さん「一昨年までイベント会社に12年勤めていたんですが、子どもが産まれてから短時間勤務になって、自分のしたい仕事をすることが難しくなって退職したんです。そこで子育てしながら何をしようかと思ったときに、区がやっているイベントはたくさんあるけど、意外とママが楽しく暮らせるようなものがないのではないか、私に何かできることがあるのではと思ってNPOを立ち上げたんです。それが「幸区盛り上げ隊」です。今は、約30人のメンバーとともに子連れで参加できるイベントやマルシェの開催に加えて、「にゃんだふる通信」という幸区の情報誌も発行しています。「にゃんだふる通信」は最新号から区内の学校の全校生徒に配布していただくことになりました!」
米澤さん「最初は一人で色々なイベントにハンドメイドの出店をしていたんです。そんな中で、まちの盛り上げに何か役立てないかと考えていた時に、ちょうどハンドメイドの仲間ができて、そこで「何かやろうよ!」となって。その過程で「幸区盛り上げ隊」に加入しました。1回ブレストをしたら色々な方とつながって、そこからどんどん仲間が増えていきました。多くの仲間たちと刺激的な日々を過ごしているうちに、住んでいる川崎区も同じように盛り上げたいと思って、最近新たに「川崎区盛り上げ隊!」を立ち上げたんです。メンバーも20人位になりました。」
人が集い、交わる場を求めている方はたくさんいる!
-短期間ですごい色々やられているんですね!取り組みの中で、何か思い出に残っているようなことはありますか?

倉林さん「例えば、去年の7月に御幸公園で「タコをかこんで水辺でカンパイ」というイベントでたこ焼きを提供したのですが、当初の予想を覆すほどの大盛況で大行列。その時に、人が集う、交わる場を求めている方が思っている以上に多いということを強く感じました。また、大きなイベントも大切ですけど、月1回の「さいわいママ交流会」の中でママがリラックスできる場を提供して、その時にありがとうの言葉を聞けるのも嬉しいです。」

米澤さん「いつも楽しくやっているので、思い出はたくさんありますが、最初はお客さんで来ていた方が、ハンドメイドを教えてと言ってくれて、教えてあげると気付いたら一緒に隊員になって仲間が増えていくというのは嬉しいです。」
ワクワク(刺激)と安心の2つの場
-お二人とも人とのつながりのエピソードが思い出に残っているんですね!イベントや取組を行っていく中で意識していることはありますか?

米澤さん「屋内でも屋外でもイベントをしていますが、それぞれ異なる視点で開催するようにしています。例えば、この間、総合川崎臨港病院の屋外駐車場でマルシェを開催したのですが、屋外ではとにかく盛り上げることが大切。新しい出会い等の刺激によりみんなをワクワクさせて盛り上がることで人が集いますからね。一方、屋内のコミュニティハウスさくらでもイベントをしましたが、屋内だと逆にママを中心にリラックスして欲しいという視点で開催します。ゆっくりおしゃべりすることで、気心がしれて安心できるようなママ友を作って欲しいですからね。また、常に思っている事として、ママたちが子育てや家事と両立しながら、好きなコトを楽しむパワーで地域を盛り上げていこうと意識しています。利益とかではなく、自分たちの住むまちに恩返しできるような活動を目指してチームプレーで頑張っています!」

倉林さん「賑わいが大切だと思っていて、きっかけがないと外に出てこられない方も多いと思います。ただ単にベンチがあっても人は来ないので、マルシェやイベントなどをいかに地元の方たちとコラボしながら広げて、区内外の方たちに喜んでもらえるかを意識しています!」
持続的な場の賑わいを作りたい!
-屋内外の違いや地元のコラボなど色々意識されているんですね!最後にこれからの展望や新たにやっていきたいことを教えてください。

倉林さん「やはり地元の幸区の人たちとつながって、幸区を盛り上げることが大切だと思っているので、地元の飲食店舗や商店街、施設、企業などとコラボを積極的に行っていきたいですね。例えば、みんながWINWINになれるようなしくみを作りたいです。また、イベントの時だけ賑わうのではなく、持続的な賑わいの場をどう作っていくのかについても何かしらアクションしていきたいですね。」

米澤さん「まちを盛り上げて、まずは商店街の再活性化をしたいです。昔のような活気を取り戻せたらいいなと思っています。音楽でも運動でもみんなが好きなことをやる中でまちが盛り上がっていけばと思っています。ただ、盛り上がっている中でも孤立している方はいると思うので、そういう方にもこれなら参加してみようというきっかけを作れるように多くの入口を持ったイベントを行いたいです。まずは1年、全力で駆け抜けます!」
お忙しいにも関わらず、笑顔でお話しいただいたお二人の目からは、もっともっとまちを盛り上げたい!という強い意志を感じました。
川崎区と幸区で連携しつつ、ママや地元などを大切にしながら、一緒にまちを盛り上げていくステキな活動。この日のマルシェ会場もママと子どもたちの明るい声であふれていました。これも一つの「まちのひろば」。これからもまちと一緒に駆け抜けていくお二人を追いかけていきたいと思います。


「川崎区盛り上げ隊!」では、2月4日(月)にコミュニティハウスさくらで「子育て応援サロン」を開催し、2月16日(土)には、レンタルスペースholoholoで「ハッピーツリーOneday Shop 」を開催します!
また、「NPO法人幸区盛り上げ隊」では、2月20日(水)に今回取材させていただいたビューノプラザ川崎で「第3回ビューノマルシェ」を開催します!
共に両区の盛り上げ隊が協力して開催します。日ごろ色々な悩みを持つママをはじめ、地域とのつながりを求めているあなた。いえ、求めていないあなたも。一歩踏み出してふらっと来てみると新たな出会いがある(かもしれない)。
  • 米澤さん

  • 倉林さん

  • マルシェ開催風景

  • ハンドメイド品

この記事に関する問合せ先

団体名
協働・連携推進課
電話番号
044-200-3708
この情報をシェアする
SNSボタンをクリックすると別ウィンドウで開きます