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テーマ1~ソーシャル時代の情報発信とPR~
ソーシャルビジネスやコミュニティビジネスを運営するにあたって課題となりがちな「情報発信」「人・組織」「ネットワーク構築」の3つのテーマを取り上げてゼミナール形式の講座です。

テーマ1は「情報発信」。2回にわたり「ソーシャル時代の情報発信とPR」と題して環境学博士、杉浦環境プロジェクト株式会社代表の杉浦正吾氏を講師に迎えて開講しました。
基本は事業者向けのセミナーですが、これから起業する方にも参考となる内容となります。
受講生の皆さんも地域密着型の企業にお勤めの方から、起業したばかりの方、これから起業を考えている方、フリーで仕事をされている方、共に事業を運営する仲間同士での参加など、少数ながら個性が際立つ方たちが揃いました。
第1回 11月15日 「共感・共有の時代を理解し、情報発信のアイデアを出す」
深刻さを増す環境汚染、頻発する災害、貧困問題など様々な課題に対して途上国、先進国を問わず全ての国に適用される普遍的な目標、それが「SDGs」です。杉浦先生の言葉を借りて一言で言うと「地球規模のお約束」。このグローバルな目標に対して、日本の企業もいかに自分たちがSDGsにコミットしているか、という点をアピールしたいと考えています。また、個人的な志向も物質欲を満たすことから精神的な満足を重んじる方向へ向かっており、自分が解決したい社会課題をどれだけ多くの人々に「自分ごと」として感じてもらうか、という「共感」や「共有」を得るためのインパクトあるストーリーをどれだけ創出できるかがポイントとなります。

と、座学で学んでもそれをやろうと行動するかしないかが大きな違い。自分のアイデアをアイデア出しだけで終わらせず事業へ進化させるためにはどうするのか。効果的な方法は「掛け算」。例えば健康とお酒、子育てと旅行、運動と音楽、等々、一つ一つはありふれたものでも掛け合わせることでまったく新しいモノや価値観が生まれます。
そこで2つのグループに分かれて、受講生一人一人が自分の出来る事を付箋に書き出してグループで出し合いそこからアイデアを膨らませてみるワークショップが行われました。受講生からプログラミング、ダンス、コミュニティカフェ、洋服デザイン、障がい者雇用、他にもたくさん出そろい、付箋を組み合わせて「障がい者のプログラミング」「ステージのあるコミュニティカフェ」などの組み合わせが出来、更に他の組み合わせと掛け合わせて、実現性の高い面白いアイデアが出てきました。
こうして出てきたアイデアはSDGsのどれにあたるか、研究所などと連携して解決につながる根拠の裏付けデータを取り、それを絡めてアピールすることで人々や企業の共感を得やすいものとなるとのことでした。
第2回 11月22日「具体的なPR戦略作りを学び、PRプランを作成する」
人々の共感を得るためにはどのように情報を拡散していくか。やみくもにホームページやSNSに頼るのではなく、きちんとした広報プランが必要となります。
杉浦先生が実際に係わった「昭和の頃は賑わいを見せた観光地だったけれども、今は知名度が下がり観光客が減った地域の活性化」という案件を事例とし、商品のウリをまとめる、その商品の新しい企画を練る、販促のPRツールを作り発信していく、という流れを学習しました。そしてワークシートを利用して受講生の個人ワーク。それぞれのリソースを活かしどう広げていくか。1回目で学んだ掛け算を利用して実際にお客さんを呼べそうなプランを作ってみる、企画とは「楽しいこじつけ」という杉浦先生の言葉が印象に残りました。先生ご自身もこうしていろいろな掛け算をして様々な企画を立て、多くの企業にアタックしたもののたくさん失敗を重ねたとのことです。でも「商品のウリの一つが企業の担当者に刺さるかも」と奮闘したそうです。
1回目で学んだSDGsに沿うなど社会性が担保され、意外性のあるモノゴトをかけ合わせた面白いものをつくり出せば取り上げられることが多いものです。とはいえ100個投げて1~2個ひろわれるぐらいのものですが、それでもあきらめずにやってみることが重要だと学んだ講座でした。

この記事に関する問合せ先

団体名
川崎市経済労働局イノベーション推進室
電話番号
044-200-0168
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