「かもしれない」を目指して。
居心地の良いカフェ、おしゃべりサロン、手作りワークショップ、空き地のマルシェ、行きつけのスナック、道に突如現れた遊び空間。
誰もが気軽に集い、出会い、何かが生まれる(かもしれない)。
―そんなステキな「まちのひろば」を紹介します。
記念すべき第1回目として、「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」を探検しました。
「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」は、11月19日(月)から25日(日)までの一週間、エリアマネジメント組織(地域関係者が協働して取り組む、地域の価値を向上させるための活動組織)「鹿島田デイズ」が実施している鹿島田地域の広場空間活用社会実験です。
当日は、鹿島田デイズ事務局で中心となって「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」を行っている三谷さんと山本さんにインタビューをしてきました。
居心地の良いカフェ、おしゃべりサロン、手作りワークショップ、空き地のマルシェ、行きつけのスナック、道に突如現れた遊び空間。
誰もが気軽に集い、出会い、何かが生まれる(かもしれない)。
―そんなステキな「まちのひろば」を紹介します。
記念すべき第1回目として、「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」を探検しました。
「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」は、11月19日(月)から25日(日)までの一週間、エリアマネジメント組織(地域関係者が協働して取り組む、地域の価値を向上させるための活動組織)「鹿島田デイズ」が実施している鹿島田地域の広場空間活用社会実験です。
当日は、鹿島田デイズ事務局で中心となって「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」を行っている三谷さんと山本さんにインタビューをしてきました。
新しいつながりを作りたい!
-「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」とは何でしょうか。
三谷さん「『かしまだ''ヒロバ''プロジェクト』は、エリアマネジメント組織『鹿島田デイズ』が手掛けるまちの価値向上やエリアを元気づける取組の一つとして、鹿島田駅周辺に点在する屋外の広場空間を『人々の日常的な憩いの場、活動の場』にすることを目指して、実証実験を継続的に実施していく取組です。第一弾である今回はプレ実験として、鹿島田駅西口前の広場空間に実験的にイスやテーブル等を設置して、どなたでも自由に利用できるようにするとともに、実際に私たちも外に出て、鹿島田でこんなことできたらいいな!というアンケートも併せて実施しながら、地域の皆さんのニーズを把握しています。」
-どうしてこのような実験を行おうと思ったのでしょうか。
三谷さん「全国的に屋外における日常的な憩いの場や活動の場がなかなかないのが現状です。そのような中で、鹿島田駅周辺には空きスペースが点在していると思っています。まちに出かけなければ体験できない新たなつながりが生まれたり、活動できる場所ができるきっかけになればと思い、この実験を行っています。今回はコワーキングカフェ『鹿島田DAYS』の開店と併せて行うことになりました。」
三谷さん「『かしまだ''ヒロバ''プロジェクト』は、エリアマネジメント組織『鹿島田デイズ』が手掛けるまちの価値向上やエリアを元気づける取組の一つとして、鹿島田駅周辺に点在する屋外の広場空間を『人々の日常的な憩いの場、活動の場』にすることを目指して、実証実験を継続的に実施していく取組です。第一弾である今回はプレ実験として、鹿島田駅西口前の広場空間に実験的にイスやテーブル等を設置して、どなたでも自由に利用できるようにするとともに、実際に私たちも外に出て、鹿島田でこんなことできたらいいな!というアンケートも併せて実施しながら、地域の皆さんのニーズを把握しています。」
-どうしてこのような実験を行おうと思ったのでしょうか。
三谷さん「全国的に屋外における日常的な憩いの場や活動の場がなかなかないのが現状です。そのような中で、鹿島田駅周辺には空きスペースが点在していると思っています。まちに出かけなければ体験できない新たなつながりが生まれたり、活動できる場所ができるきっかけになればと思い、この実験を行っています。今回はコワーキングカフェ『鹿島田DAYS』の開店と併せて行うことになりました。」
新しいパブリック空間の可能性に賭ける
-なぜ''ヒロバ''なのでしょうか。
三谷さん「屋外の空間である''ヒロバ''ができると、まちの風景が変わります。風景だけではなく、そこから予期せぬ出会いや体験が生まれる効果があり、それによってまちが豊かになると思っています。」
-2日間実施して、どのように感じましたか。
山本さん「初日は途中で雨が降ってしまったため、途中で撤収しましたが、これまで30人以上の方から直接ご意見を伺いました。これまでは、気温が寒く(最高気温が15度前後)、実際にイスに座っていただいた方はあまりいませんが、直接お話しすることで、帰り道に気軽に立ち寄れる場所や、ゆったりのんびりできる場所を求めている方が多いなど、地域の皆さんのニーズが少しずつ分かってきました。週の後半は、芝生を敷いてゆっくりできる場所を作る予定です。」
三谷さん「今回の実験場所が駅の本当に目の前で、急いで通過する方が多いため、動線の検討や、居心地のよい空間づくりの工夫が必要そうです。仮設的な取り組みのため、見慣れず使ってよいか迷うような人も見て取れたので、当たり前と思えるような環境づくりの必要性についても改めて感じました。」
三谷さん「屋外の空間である''ヒロバ''ができると、まちの風景が変わります。風景だけではなく、そこから予期せぬ出会いや体験が生まれる効果があり、それによってまちが豊かになると思っています。」
-2日間実施して、どのように感じましたか。
山本さん「初日は途中で雨が降ってしまったため、途中で撤収しましたが、これまで30人以上の方から直接ご意見を伺いました。これまでは、気温が寒く(最高気温が15度前後)、実際にイスに座っていただいた方はあまりいませんが、直接お話しすることで、帰り道に気軽に立ち寄れる場所や、ゆったりのんびりできる場所を求めている方が多いなど、地域の皆さんのニーズが少しずつ分かってきました。週の後半は、芝生を敷いてゆっくりできる場所を作る予定です。」
三谷さん「今回の実験場所が駅の本当に目の前で、急いで通過する方が多いため、動線の検討や、居心地のよい空間づくりの工夫が必要そうです。仮設的な取り組みのため、見慣れず使ってよいか迷うような人も見て取れたので、当たり前と思えるような環境づくりの必要性についても改めて感じました。」
大切なのは規模よりも質
-今回はプレ実験とのことですが、今後の展開を教えてください。
三谷さん「今回はプレということで、まずはスモールスタートで始めました。次回は今回のニーズを見ながら、暖かくなってくる春頃に新しい場所、形で地域の方と一緒に実験を行っていきたいと思っています。最初から大きなイベントをしようとすると継続が難しいので、様々な地域の方と関係をつくりながら、同じビジョンを共有しながら、一歩ずつ、長期的な視点で取り組んでいきたいと思います。アンケート回答者の方が、日常的に楽しめるマーケットなどがあったら、と言っていました。」
山本さん「継続が大切だと思っています。規模を大きくするのではなく、質を上げていくことが大事だと思います。場を求めている人が多いことが改めて分かってきたので、行政などとも連携しながら、まちの屋外空間を使いやすいしくみづくりを考えて、多くの方の憩いの場が生まれてくるといいなと思っています。」
三谷さん「今回はプレということで、まずはスモールスタートで始めました。次回は今回のニーズを見ながら、暖かくなってくる春頃に新しい場所、形で地域の方と一緒に実験を行っていきたいと思っています。最初から大きなイベントをしようとすると継続が難しいので、様々な地域の方と関係をつくりながら、同じビジョンを共有しながら、一歩ずつ、長期的な視点で取り組んでいきたいと思います。アンケート回答者の方が、日常的に楽しめるマーケットなどがあったら、と言っていました。」
山本さん「継続が大切だと思っています。規模を大きくするのではなく、質を上げていくことが大事だと思います。場を求めている人が多いことが改めて分かってきたので、行政などとも連携しながら、まちの屋外空間を使いやすいしくみづくりを考えて、多くの方の憩いの場が生まれてくるといいなと思っています。」
最後に今後の展開を語っていただいたお二人の顔は、地域の皆さんの明るい未来を見つめた柔らかい顔でした。多様な主体による新たな活動が今まさに動き出したのではないでしょうか。
このような地域の未来を見つめたエリアマネジメント組織などが創り出していく「まちのひろば」もありますが、いつも皆さんの歩いているまちの中にも、皆さんが気付いていないだけで、人がゆるやかに集まり、つながることで新たなものが生まれてくる「まちのひろば」が実はたくさんあるのもしれません。
「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」は、11月25日(日)まで鹿島田駅西口前のコワーキングカフェ「鹿島田DAYS」前の広場空間で行われています。秋晴れの週末に、イスに座ったり、芝生に寝そべったりして、まちの未来をゆっくり考えてみてはいかがですか。川崎市では、コミュニティの将来を見据え、今後のコミュニティ施策を進める上での羅針盤となる「これからのコミュニティ施策の基本的考え方」(平成30年度末)の策定を予定しています。
12月9日(日)には、「全市シンポジウム「希望のシナリオ」~これからの地域づくりを考える~」を開催します。こうした「まちのひろば」などこれからのコミュニティを支える新たなしくみづくりについて、一緒に考えてみませんか。
このような地域の未来を見つめたエリアマネジメント組織などが創り出していく「まちのひろば」もありますが、いつも皆さんの歩いているまちの中にも、皆さんが気付いていないだけで、人がゆるやかに集まり、つながることで新たなものが生まれてくる「まちのひろば」が実はたくさんあるのもしれません。
「かしまだ''ヒロバ''プロジェクト」は、11月25日(日)まで鹿島田駅西口前のコワーキングカフェ「鹿島田DAYS」前の広場空間で行われています。秋晴れの週末に、イスに座ったり、芝生に寝そべったりして、まちの未来をゆっくり考えてみてはいかがですか。川崎市では、コミュニティの将来を見据え、今後のコミュニティ施策を進める上での羅針盤となる「これからのコミュニティ施策の基本的考え方」(平成30年度末)の策定を予定しています。
12月9日(日)には、「全市シンポジウム「希望のシナリオ」~これからの地域づくりを考える~」を開催します。こうした「まちのひろば」などこれからのコミュニティを支える新たなしくみづくりについて、一緒に考えてみませんか。