宮前市民館では平成30年8月から31年1月まで、毎月1回、計6回の予定で『宮前うたごえ楽座』という市民自主企画事業が行われています。なにやら楽しそうなネーミングですね。
募集開始の2時間後には、募集定員が満員という人気の高さです。どのようなものなのか、10月19日、第3回『宮前うたごえ楽座』を取材させていただきました。
『宮前うたごえ楽座』とは
誰もが口ずさんだ歌を日本列島縦断形式で6回に分けて、講師からその歌を題材に歌の背景にあるエピソード・秘話などをお話ししていただき、その後参加者全員で歌います。学びながら歌いながら参加者同士の交流も促進するという企画です。ゲストの音楽家の演奏なども楽しめます。(現在、募集は終了しています)
全6回スケジュール
第1回 8月31日 金曜日
北海道にちなんだ歌を歌って語ろう。
藤原歌劇団/桜美林大学講師 テノール 中井 亮一
第2回 9月28日 金曜日
東北・甲信越にちなんだ歌を歌って語ろう。
遅れて来たフォークシンガー(ギター)中山 正彦
第3回 10月19日 金曜日
関東・東海にちなんだ歌を歌って語ろう。
アコーディオン漫謡 岩田 百郎
第4回 11月30日 金曜日
近畿・北陸にちなんだ歌を歌って語ろう。
全日本ハーモニカ連盟 副会長 町田 明夫
第5回 12月21日 金曜日
中国・四国にちなんだ歌を歌って語ろう。
二期会 ソプラノ 鈴木 美也子
第6回 1月26日 土曜日
九州・沖縄にちなんだ歌を歌って語ろう。
シンガーソングライター 普天間 かおり
当日の様子
第3回(10月19日)は「関東・東海にちなんだ歌を歌って語ろう」です。開講15分前には、ほぼ満席となっていました。
この回の講師はアコーディオン漫謡の岩田百郎さん。スライドを見ながら関東・東海の歌曲が県ごとに紹介され、軽快なトークで歌にまつわる講義を聞き、その後皆さんで歌います。
講座前半
まず最初は茨城県の歌「潮来笠(いたこがさ)」から。「日立市では太平洋に登る朝日の光景が見事で地名の由来となったと言われている」、「ちゃっきり節の''きゃーろ(カエル)が鳴くんて(*「で」は誤り)あめずらよ(雨だろうよ)''という歌詞は、北原白秋が投宿していた宿の女将との会話をそのまま歌詞にした」などジョークを交えながら1曲ごとに歌や地域にまつわるお話しが紹介され、会場は笑いに包まれながら講義が進められます。
前半で取り上げられた歌曲
茨城県:潮来笠、黄金虫、栃木県:別れの一本杉、あの町この町、群馬県:湖畔の宿、あの子はたあれ、草津節、埼玉県:靴が鳴る、千葉県:月の砂漠、神奈川県:赤い靴、静岡県:背くらべ、ちゃっきり節、愛知県:椰子の実。
ここで前半が終了となり、15分の休憩となります。雑談中の年配の紳士から「私は食道がんを患って声がよく出ないのですが、ここなら上手く歌えなくても平気だもんで、声を出す機会だと思ってリハビリのつもりで楽しんでます」こんなお話しを伺いました。
講座後半
講座後半では、歌謡曲を中心に東京の歌を紹介し「歌は世につれ、世は歌につれ」と時代の様子が浮かんできます。
「東京行進曲」のヒットによって銀座の柳が復活したり、小田原急行電鉄は社名を小田急電鉄と改め、作詞した西條八十(さいじょう やそ)に感謝して「永久全線無料パス」を贈ったなど興味深い解説がされました。
後半で取り上げられた歌曲
東京の歌:東京行進曲、東京ラプソディ、銀座カンカン娘、街のサンドイッチマン、東京だよおっ母さん、有楽町で逢いましょう、東京ナイト・クラブ、下町の太陽、東京の灯よいつまでも、ラブユー東京、銀座の恋の物語。アンコール曲:柳ヶ瀬ブルース。
「宮前うたごえ楽座の会」代表 原田正三さんのお話
宮前うたごえ楽座は、特に歌が上手くなるなどの成果をあげようとしているわけではなく、楽しく講義を聞いたり歌ったりしながら元気になってほしい。また6回の講座を共にするうちに近隣の方とお喋りを楽しんでほしい、そういう講座です。キャンセル待ちの申し込みを20人まで受け付けましたが、その方たちも最終回の第6回にはご参加いただけます。
企画したり実施するのはとても楽しくて苦労したことは何もないですね。講座で使うスライド作成も担当しているのですが、お客様が絵を見ながら歌って会場が明るくなっているのがとても励みになっています」
終了後の皆さんは、どの方も明るい表情
帰途につく皆さんのお顔はとても満ち足りた表情でした。きっと次回を楽しみにしておられることでしょう。
お母様の車椅子を押して参加している方もおられ、「楽しかったね。よかったね」と笑顔で帰っていかれました。
取材後記
受講生は高齢の方が目立ちましたが、よく声が出ており、また歌詞をそらんじておられる方も多いようで、どの曲も大合唱でした。皆さんの生き生きしたお顔を見ていると、このような機会がどんどん増えて行けば、地域がとても元気になれると感じました。きっと医療費の削減にも効果を発揮するに違いありません。
記者自身も歌いながらのとても楽しい取材でした。
(掲載写真の一部を『宮前うたごえ楽座』企画委員様よりお借りしました)
お問い合せ
川崎市宮前区役所まちづくり推進部生涯学習支援課 (宮前市民館)
〒216-0006 川崎市宮前区宮前平2丁目20番地4
TEL:044-888-3911
『宮前うたごえ楽座』
会場:宮前市民館 1階 大会議室
対象:定員100人 最終回1月26日は120人
参加費:無料
※現在、募集は終了しています。
  • 講座の様子

  • スライド

  • 大合唱の様子

  • 第3回講師 岩田百郎さん

  • 企画委員・スタッフの皆さん

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団体名
川崎市宮前区役所まちづくり推進部生涯学習支援課(宮前市民館)
電話番号
044-888-3911
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