• 外観

  • 壁を埋める小箱ショップ

  • 明るい店内

  • プチ教室の案内

  • 店長の岩川舞さん

新川崎タウンカフェ


川崎市幸区にある新川崎タウンカフェは、鹿島田にそびえ立つタワーマンションの1階にあるカフェです。マンションの住民だけではなく、地域の人が集う場となっています。

  新川崎タウンカフェの成り立ちを記す前に、カフェの運営に携わっている株式会社イータウンと「港南台タウンカフェ」について触れたいと思います。

  現在、株式会社イータウンの代表を務める齋藤保(さいとう たもつ)さんが、横浜市で地域の情報発信サイトを立ち上げた事が全ての始まりでした。そこから地域活動への参加、情報誌の発行による取材活動などを通じて地域とのお付き合いが深まっていき、2004年に株式会社イータウンを設立され、つながりが強くなった地元のまちづくり団体や商店会との共同運営で、まちの交流拠点となる「港南台タウンカフェ」が誕生しました
  港南台タウンカフェの特徴は壁際にボックス型の棚がぎっしりと並んだ小箱ショップ。まちの作家さんがそれぞれの棚のオーナーになりハンドメイドの作品を販売しています。そうした小箱ショップのオーナーだけでなく、地域イベントの企画や運営、情報発信などに地元主婦や学生のボランティアや行政など多くの人々が関わり、港南台タウンカフェを軸にして様々な活躍を見せています。
  こうしてまちづくりの実績を重ねているイータウンに、大手不動産会社から「川崎に建設するマンションの中に、新しく住まう住民と地域の人をつなぐハブとなるスペースを作るので運営をまかせたい」と声がかかりました。地域とも様々協議検討した結果、2016年に鹿島田の地に姉妹店となる新川崎タウンカフェが誕生しました。

  新川崎タウンカフェは前面がガラス張りになっており、天井も高く、明るい広々とした店内です。壁には港南台と同じく小箱ショップの棚が並び、通りを行く人がガラス越しに眺めている事もしばしば。なかにはたまたま前を通りかかって、外から見えた小箱ショップに興味を持ち、自らオーナーになってくれた人や知り合いをオーナーにどうかと紹介してくれる人がいたりなどして、少しずつ棚が埋まっていきました。毎月、小箱ショップのオーナーが講師となるワークショップも開かれており、取材に伺った時は、流行のハ―バリウムのプチ教室が開催されていました。店内では小箱ショップの作品の他にもタウンカフェがこだわりを持ってセレクトした地方の特産品なども販売されています。もちろん、くつろぎの空間として、美味しいコーヒーやトーストセットを頂きながらカフェでゆっくりと過ごす人もいます。

店長の岩川 舞(いわかわ まい)さんは、以前は違う業種でフルタイム勤務をしていましたが、子育てと仕事の両立が厳しく、周囲に子育てのサポーターとなる存在がなかったことから、困っている子どもや親を支援する場を自分で作ろうと思い立ったそうです。退職し、場づくりについて色々調べているうちに、岩川さんの想いを知った友人から川崎市のソーシャルビジネスの起業支援を紹介され、そこから人の縁がつながり、様々な道を辿って現在に至っています。前職では何よりも効率を重視し、無駄を削除する事に邁進していたそうですが、ここでは物事の無駄な工程も含めて大事なことがある、物事が生まれる事に対してゆっくりやってと代表の齋藤保さんから指導され、全く新しい角度から仕事に取り組んでいます。新川崎タウンカフェも港南台タウンカフェと同じように、小箱ショップのオーナーを始め、多くのボランティアの方々が運営に関わっています。岩川さんもボランティアさんとの関わりのなかで、皆さんが新川崎タウンカフェで地域とどういう関わりを持ちたいと考えているのか、ボランティアさんの“やってみたい”という活動内容や良さを引き出すためにじっくりと関係を築いていくという事は初めての体験であり、楽しいことだと伺いました。

新川崎タウンカフェに関わる事で得た発見や経験を糧にして更に成長を重ねていき、こうした人たちが活躍の場を広げて、地域が活気づき暮らしやすい楽しい場所になっていく。
このカフェは人を育てることを通じて、私たちが暮らす「まち」を育てる場であるのだと感じました。
 

発信元情報

団体名
川崎市経済労働局イノベーション推進室
電話番号
044-200-0168
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