カナドコロとは?
平成29年10月に、麻生区金程地区の市有地が大学の研究室と地域住民、川崎市によって「カナドコロ」という広場として整備されました。これまでの暮らしを充実させる新たな地域の「ヨリドコロ(拠り所)」として、地域住民に利用されています。
カナドコロを整備した経緯
カナドコロである市有地は、1987年に土地区画整理事業の一環で市が取得した約1000㎡の土地で、当初は消防署の出張所の建設が予定されていました。しかし、その計画が白紙となり、30年以上の間活用は行われませんでした。
そこで、川崎市と工学院大学遠藤新研究室が連携し、環境技術産学公民連携公募型共同研究事業の一環で、市有地を広場として整備しました。
カナドコロのコンセプト
対象の市有地は住宅街の中に位置しており、周辺に小学校・中学校・高校があります。そのため、井戸端会議や子どもたちの遊び場、行き帰りの休憩場所としてのニーズが考えられます。そこで、自分の手で創っていく暮らしの楽しさや地域住民の自発的な活動を促し、コミュニティ形成の場として暮らしの豊かさを感じてもらうために、以下の3つのコンセプトを考えました。
1.自由に使うことができる広場
日頃の井戸端会議、子どもたちの遊び場、帰り道で一息つける場所。
いろいろな人が様々な使い方をすることができます。
2.「地域で育てる」広場
ベンチの位置を変えたい!勉強できる机を置きたい!地域のイベントを開きたい!
住民のみなさんが楽しく利用できるように、これからカナドコロの機能や使い方を充実させていきましょう。
3.「みどりの力」を利用した広場
雨水を蓄える、生きものの住みかをつくる、きれいな草花を楽しめるようになる。
自然が持つ多様な機能を賢く利用する「グリーンインフラ技術」を用いることで、居心地の良い広場になります。
カナドコロは「自由に使える広場」ではありますが、ボール遊び不可、利用時間は日の出から19時までなどのルールを設けています。
カナドコロマーケットの開催
2017年12月16日(土)11:00~14:00にカナドコロマーケットを開催しました。このマーケットは、より多くの人にカナドコロの存在や多岐にわたる使い方を知ってもらうことを目的として開催しました。
当日は天気にも恵まれ、絶好のマーケット日和でした。リースやオーナメント作りの子ども向けワークショップ、地域のハンドメイド作家さんの作品販売、地域のけん玉工房さん、工学院大学建築学部の研究室など、7店舗に出店していただきました。また、大人・子ども合わせて247 人(関係者31人含む)の方に足を運んでいただき、みなさんに楽しんでいただくことができました。
カナドコロのこれから
カナドコロは今後もグリーンインフラ技術を取り入れながら、居心地の良い広場として整備を行っていきます。現在は擁壁の下に溝をつくり、スウェールとして整備を進めています。スウェールは、一時的に溜まった雨水を移動させながら、側溝や地面にゆっくりと流出または浄化しながら浸透させることができます。
お問い合わせ
カナドコロについてのお問い合わせは、以下のメールアドレスへお願い致します。利用に関するご相談もお待ちしております。
メールアドレス:kanadokoro.endolab@gmail.com
工学院大学遠藤新研究室
  • カナドコロ

  • 住民の方とカナドコロを整備している様子

  • 地域住民とのワークショップの様子

  • マーケットの様子

  • 現在のスウェール

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団体名
工学院大学遠藤新研究室
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