• 講師の市川望美さん

    講師の市川望美さん

  • 自己紹介を兼ねたディスカッション

    自己紹介を兼ねたディスカッション

  • ワークショップ形式での質疑応答

    ワークショップ形式での質疑応答

10月から始まりました経営課題解決ゼミナール、いよいよ後半戦です。

11月30日に、テーマ1「組織運営・人材確保」の2日目として「フォロワーシップとチームによる組織運営」と題し、非営利型株式会社Polarisの取締役ファウンダーである市川望美さんに講師としてご登壇頂きました。
 
市川さんは勤めていた企業を出産を機に退職。子育てをしながら、子育て支援をしているNPO法人のスタッフとなりました。
2011年に内閣府の社会起業家育成ビジネスプランコンペで採択されたことをきっかけにPolarisを設立しました。
 
地域の中には、出産で退職を余儀なくされ、スキルや経験がないから働けないとモヤモヤしている人や、働きたいけど子どもに負担をかけたくないと考える人がたくさんいます。
そこで、子どもの預かり合いや時間や場所に縛られないやり方で仕事をするための拠点として「cococi」というスペースを運営、また、受注した仕事をFacebookに上げ、その仕事をしたいと手を上げた数人でチームを作り仕事をこなす「セタガヤ事業部」という自分が望む分だけ仕事ができる仕組みを作りました。
更に、子育てはハンディではなくキャリアと捉え、例えば、新築マンションを購入する人に、実際にその地域で生活している立場から子育ての環境や地域への溶け込み方などナマの情報を提供する事業を企業と協働で行うなど、地域から新しい価値を創出する取り組みを行っています。

Polarisには創業者の市川さんを含んだ3人の取締役を中心に多くの女性が関わっています。沢山の仕事をこなす人から自分の暮らしのペースに合わせて少しの仕事をしている人まで様々な人がいます。一様に皆が多くの仕事をこなすだけではなく「人とちがってもいい」という価値観を大切にしています。
その中で一人一人が当事者意識を持って仕事に取り組むことが必要であるため、仕事上で生じた悩みや課題は自己責任として個人が仕舞い込まず、オープンにし、共有していく事を必要としています。
そのため会議や合宿など意見が言える機会を多く設けたり、場の空気で言いたい事が言えないといった事が無いよう付箋などを活用し、書く事で自分の意見をオープンに出来るよう工夫をしたり、そうしたアウトプットを必ず事業へつなげる設計をしたりと労力と時間を割いて、従事している人たちが心地よく仕事ができるような運営をしています。
これがPolarisの持つ「暮らすことも、働くことも、同じように大切にしたい」という想いの実現につながっています。
このように一昔前の強いリーダーによるピラミッド型の統制ではなく、フォロワーはリーダーを通して自己実現し、リーダーも従事者(=フォロワー)に育ててもらうような、お互いに成長し合える関係での組織運営がフォロワーシップ経営といえます。

今回は残念ながら欠席者が多かったのですが、その分、一人一人の質疑応答に時間をかける事ができて、市川さんも受講生からの濃い質問に丁寧に答えて下さいました。
受講生のアンケートでも「とても面白い講義でした。」「今日が一番面白かったです。ありがとうございました。」などのお声を頂きました。

次回からテーマ3「介護事業運営」となります。
講座についての詳細はこちら
http://www.grassk.org/item_1051.html
 
講座に関するお問合せ・受講のお申込みは下記へご連絡下さい。
NPO法人ぐらす・かわさき
E-mail:cb-kawasaki@grassk.org 
TEL:044-872-9365(平日のみ10時~16時)
FAX:044-872-9327

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